No.2014 球拾いの栄光 投稿者:木器 投稿日:2024年08月12日 (月) 09時54分 [ 返信] |
数々のドラマを生んだオリンピックもいいですけど、こうのさんもおっしゃるように、やっぱ高校野球がいいですね。 初戦で敗れた福島の白虎隊、聖光学院は号泣している選手が多かった。まえに投手だったのにメンバー外を言われて記録員でベンチ入りしていた選手も、泣きじゃくったそうです。
五輪柔道の阿部詩(うた)ではありませんが、これほど子どものように泣きじゃくる若者がまだいるんですね。しらけ世代と言われる割に……。 先週の俳壇でしたが、こんな句がありました。すみません、まだ敗者モードから抜け出していないようで。 「球拾ふだけの青春雲の峰」(柏市 藤嶋務、小澤實選・評)
【評】高校の野球部の補欠には、打球を拾うだけの毎日が続くのだろう。しかしながら、その毎日からもたしかに学ぶものはあるはずだ。
そうなんです。泣くも笑うも選手として出場できればこその話で、それは全体からすればほんの一握りの恵まれた人たちですよね。 そうでない多くの人を思うと、こだわるようですが、あの名歌「栄冠は君に輝く」も、そこに目配りした部分があってもいいのではないかと、3番の替え歌を作ってみました。
勝利の冠を手にする人ばかりではなく、負けた人はもちろん、人知れず出場を逃し、補欠に終わって涙を流した人もいる。その悔しさや涙にも、「栄冠」を上げたいという気持ちを伝えたいのですが……。 どなたか、もっといい案がないでしょうか。
3.空をきる 球のいのちに かようもの 美しくにおえる 友情(こころ) 若人よ いざ 緑濃き 棕櫚(しゅろ)の葉影で 涙拭く 友をたたえん ああ 栄冠は 君に輝く
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