猛暑が続く

8月の下旬になっても暑さが衰えをみせる気配が感じられない。週間予報を見てもどこもかしこも連日真夏日。この調子だと、お彼岸になったからといって急に涼しくなるというのも考えづらい。まったく暑さの出口が見えて来ず、いったいいつになったら夏が終わるのだろうかと思う。四季を夏と冬に独占されて、春と秋の肩身が狭くなっていると感じる。
今朝（8月29日）の信毎の記事によると『気象庁は28日、異常気象分析検討会を開き、7月後半以降の高温と梅雨期の大雨について分析した結果を発表した。　今夏（6～8月）の日本の平均気温は、1898年の統計開始以来、最も高かった2010年を上回る見込み。中村尚会長（東京大教授）は記者会見で「歴代の記録と比較して圧倒的に高く、異常だった」と評価した上で、「冬にかけても気温が高い傾向が続くだろう」と話した。』とある。
また一昨日（8月27日）の信毎の記事でも『長野市の真夏日が7月16日から8月26日まで42日連続し昭和60年の41日連続を38年ぶりに更新しさらに継続している。また松本市でも真夏日が7月15日～8月15日に32日連続となり平成6年に記録した31日連続を29年ぶりに更新した。』と掲載されていた。
さすがに信毎だけあって、長野・松本は記事にするが飯田は無視されており残念至極。
そこで飯田の記録を調べてみた。時間的制約もあり過去の記録は探せなかったが、今年の記録は、連続真夏日は7月16日～8月23日の39日（8月24日の最高気温が28.2度となり連続は中断されてたが、その後はまた真夏日が続いている。）
今年の8月末までの飯田の最高気温の区分別日数は次の通りとなる。
・夏　日：一日の最高気温が25度以上の日　　　94日（うち真夏日６０日）
・真夏日：一日の最高気温が30度以上の日　　 60日（うち猛暑日2０日）
・猛暑日：一日の最高気温が35度以上の日　　　20日
なお、飯田の真夏日日数は1961年（昭和36年）に７４日が記録されているが、今年は9月以降もまだ暑い日が続きそうなのでこの記録は更新されるであろう。
なお、飯田ではこのような暑い日が続いても熱帯夜（夜間の最低気温が25℃を上回ること）がないのは幸いなことである。

この異常な高温気象の状況について、夏が一段落したら飯田の記録を過去の分を含めて、とりまとめ分析してみたいと思っている。

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