No.1269 英通さん、安らかに! 投稿者:コーメイ 投稿日:2023年07月09日 (日) 08時10分 [ 返信] |
このふた月程、SANGO-kai OPENへの投稿がみられなかったので、昨年同様、今年も又、入院されているのではないか?と気になってはいました。 訃報は、奥様からの在宅養生のご様子を伺った後、余りにも早くもたらされました。
本年5月初め、膵臓癌末期であることが判明し、ご本人の希望で、訪問医、訪問看護、ケアマネージャーさんのお世話になりつつ、平穏、安らかに過ごされていたそうです。旅立ちは、訪問医さんがびっくりするほど苦しまず、痛がらず、至って穏やかだったとのことです。
英通さんとは、三五会の諸々の行事で顔を合わせることがきっかけとなり、SANGO-kai OPENがより親密さを与えてくれました。 初期の頃、小生の不手際で、掲示板が一時休止の事態に陥ったとき、とばっちりを受け、随分辛い思いをさせてしまいました。
2007(平成19)年、当会有志による中欧旅行の際のプラハ(チェコ)での「入れ歯事件」は、英通さんご一家を巻き込んで、ご本人はもとより、現地でお世話頂いたご子息、奥様のご好意もあって、以後、家族ぐるみのお付き合いをいただくようになりました。
ハイキング、ゴルフをご一緒させていただき、そういえば、屋久島宮之浦岳登山は、体調を崩しておられ、何とか登頂出来た時の姿は、今も忘れることが出来ません。 渋谷の小さな飲み屋で二人して飲んだ際、料理の追加オーダーも忘れて話に夢中になっていていると、親父さんが気を利かせ、適当な料理を出してくれ、「あれ、これ、頼んだっけ?」なんてこともありました。
並々ならぬ努力によって獲得した知識、思想、歴史等をベースに、思索を深め、他に類を見ない世界を形作っていて、その言動は、正義感に満ち溢れ、ときには鬼気迫るものがありました。
最近、死の向こう側を確信したというある病院の名誉院長さんのコラムを目にしました。 人は、死後1,2分、遅い人でも1時間位すると、亡くなった患者さんの顔が素晴らしくなる、それは、この世のおつとめを果たして、晴れて故郷に帰る時の安堵の表情だと思う、というのです。
英通さんもきっと、そのような旅立ちをされ、そんな故郷に帰って、愛する奥様、ご子息のことも暖かくお守りされ、安らかに過ごされているに違いありません
ご冥福をお祈りいたします。
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