No.1263 帚木に期待! 投稿者:木器 投稿日:2023年07月06日 (木) 14時01分 [ 返信] |
ひらいわさんが紹介してくれた「帚木」の記事に刺激されて、題材はともかく主演女優のファンの一人として来年の大河ドラマへの期待を膨らませています。
紫式部の役を演じる吉高由里子は、ここ数年、小生一押しの女優と言っていいでしょう。 しばらくまえの朝ドラ『花子とアン』でも主役でしたが、この作ではあまり感心しませんでした。しかしその後、やりての雑誌記者を演じた『知らなくていいコト』、遺産相続者の謎の婚約者を演じた『危険なビーナス』、耳の聞こえない青年を愛するようになる『星降る夜に』などなどで、ほれぼれする好演を披露してきた円熟期の演じ手です。
しかも大河ドラマで相手役となる藤原道長役を演じる柄本佑は、傑作だった『知らなくて……』の感じのいい相棒カメラマンでかつ恋人役でした。この二人の醸し出す雰囲気は、なかなかいーい感じになると思います。
あ、そうそう、いろいろ言っていますが、まだ数カ月も先のことなんですよね。 と言いながら、源氏物語の「帚木」を改めて読んでみると、このヒロイン(のちの空蝉)がもてもてのプレイボーイ光の君をソデにする魅力的な女性ということになっていて、しかも作者・紫式部は、自分のことをこの空蝉に投じたと言うのですから、紫式部役の吉高の演技が今から楽しみなわけです。
ところでどっちでもいいことですが、この源氏物語の2帖目「帚木」の記述は、今のミステリーというか警察用語で言えば、「既遂」なのか「未遂」なのか、読解力の乏しい小生には判然としません。 もし「既遂」ならもちろんですが、かりに「未遂」だったとしても、身分を利用した「パワハラだー」「セクハラだー」と騒がれないといいですが……。ドラマに影響しないか心配しています。
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