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バナナの向こうにアジアがみえる |
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ヤマユリ
(1817)投稿日:2006年10月25日 (水) 20時41分
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やっと終わったよ〜枚方の市教研。とても賢いクラスで、話は真剣に聞いてくれるしよく考えてよく発表してくれる子どもたちでした。 1時間目の「バナナのお話」にすごく入り込んでいてアルトロやアルトロのお父さんのことがクラスでよく話題になるほどだそうです。そのミンダナオ島のバナナのことをしっかり学んだことをもとに今日はバランゴンバナナをビデオで紹介し、ゆっくり味わって食べながらミンダナオのバナナとの違いを話し合いました。 バナナのにおいをかいだり皮の色や柔らかさも比べたりしながらすごく大事そうに味わって食べている子どもたちがかわいかったです。皮まで口にいれて確かめている子もいました。 比較する観点も、農薬の有無、給料、作っている場所、バナナの太さ、色、柔らかさ、安心かなどしっかり比べていました。 中でも一番感動的だったのは最後に発表した班の子が味の違いを発表したことでした。私もこの子がどういうのかどきどきして待ちました。するとミンダナオのバナナを「ふつう」と言ったのです。農薬をいっぱい使って作るバナナ農園の仕事で病気になりながら作っているアルトロのお父さんの姿を思い浮かべるとなんて言ったらいいのか困って、「ふつう」と表現した気持ちが伝わってきてみんな感動しました。発言した子もみんなに認められて照れていましたがうれしそうでした。 バランゴンバナナはもちろん「おいしい」と言ってました。 食べ物の向こうにそれを作っている人々やくらしが見えているなあと感じた子どもたちでした。 1学期に起こった事件から、担任の先生も保護者の方も子どもたちが物の値打ちや、食べ物を作っている人の思いやくらしをわからせたいと思っておられたのでこの教材がぴったりだったということもあり、やってよかったなあと思いました。 子どもたちの旺盛な探求心や思いやりの深さにも感動しました。 帰りには「バランゴンバナナ、どこに売ってるの?」と何人にも聞かれ、「また来てくれるの?」と言ってもらいうれしかったです。 枚方の同志会員の方々の応援もうれしかったです。ありがとうございました。
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