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高学年の「みんどこ?」 |
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ヤマユリ
(1782)投稿日:2006年05月18日 (木) 00時00分
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小学校5年生の「みんどこ?」に学年で取り組んでいます。たまたま同学年になった若い男の先生に赤ちゃんが誕生するという話を聞き(7月です)夫婦で子どもたちに話をしてもらおうということになりました。奥さんも小学校の先生で、今産休に入っておられます。実行委員会を作ってその子達を中心に事前にクラスで質問を聞いておいて当日もその中から選んだ質問をしました。学年全体で聞いた後、各クラスに回ってもらってさらに聞きたいことに答えてもらうという流れでした。病院でもらった超音波の写真や映像をもとに受精卵が育っていく過程(今の機械はすごくよくわかるのでビックリしました)を話してもらったり、「不安と喜び」「夫婦で支え合って不安を喜びと期待にかえていった話」などをお二人に語ってもらいました。 母親としての話だけでなく、父親(子どもたちには4年生から受け持っていてなじみの男の先生)にも話を聞けることがとてもよかったと思いました。ほのぼのとした雰囲気で上手に話をされました。まず事前の質問を考えるときも高学年だから出にくいかなと思ったのに、実行委員の子がたくさん質問が出てこまるほど次々といろいろな質問が出ました。たとえば「赤ちゃんが動いているのを感じますか?」「食べ物はどんなことに(食べてはいけないものなど)気をつけていますか?」(あんまり食べ過ぎて太ったらあかんねんでなどのつぶやきもあった)「へそのをは何日ぐらいでとれる?細さはどれくらい?」「陣痛はどれくらいの間隔でくるの?」「赤ちゃんが生まれてもN先生とうまくやっていけますか?」のように3年生の「みんどこ?」とはちょっと違って少し「産む性」を意識しているんだなと感じました。「出産の時N先生にそばについていてほしいですか?」という質問も出ました。みんなでN先生の赤ちゃんの誕生を祝えるのがいいなあと思います。 陣痛のことを聞いた女の子は自分の妹二人の出産に立ち会ってへそのをを切ったと話してくれました。2時間目の終りごろにはすっかりみんなうちとけてお腹の赤ちゃんをさわらせてもらって動いているのを感じたりしていました。 これ以上遅くなると学校に来るのも大変なのでということでとにかく来てもらったのでこの話をきっかけにして学びたいことを学んでいく授業になります。理科でメダカを学ぶので、生命の歴史のような学習を総合学習としてやろうということになりました。でも生物学的にだけでなく今日のように子育て苦労や喜びを合わせて学んでいきたいと思います。赤ちゃんのその後をN先生がずっと1年間報告し続けてくれるのもラッキーです。「生まれてから赤ちゃんはどんなふうに育つのか?」という疑問もあったのでぴったりです。
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