| ■
飢餓問題実践を振り返って |
■
ヤマユリ
(1679)投稿日:2006年01月21日 (土) 20時43分
|
 |
憲法の学習会の前に時間をもらって実践報告をさせてもらいました。振り返ると反省すべきことが多い実践です。 でも、実践の背景にある学校の体制やもろもろの事情、その中での私の葛藤を聞いてもらい、苦労を知ってもらいました。何とかやり通せて子どもたちも私も満足したのがよかったと思っています。
1.授業経過 9/20 @(実習生参観) 100人村メール 10/25A(保護者参観) ハンガーマップ、命の水、ホワイトバンド 11/16 B 飢餓の原因は? ユニセフの活動 11/18C 国際飢餓対策機構(NGO)の山本さんの講演を5,6時間目、学年で聞く。 11/22 D 豊かさとは? 命の枝のCM (社)戦争はなぜ起こるのか 12/1 E 自分たちに出来ることは? 12/5〜14 ボランティア?総合学習? ・ミサンガ作り ・ポスター ・パンフレット ・手紙 ・募金箱作り ・呼びかけ文作成 ・各クラスに呼びかけに行く準備 12/15,16 募金活動、 集計、感想を書く 2.反省と感想 (1)教師のプログラムで教えすぎだった。しつこく教えなくても子どもは十分感じ取っていて何とかしたい、自分たちにもできることはないのかと思っている。 @ABDをもう少し精選。Cはどうか?プラス面もあったがマイナス面も。 (2)ホワイトバンドのたたかい(=自分にも染みついている管理教育とのたたかい) ・参観でホワイトバンドを扱ったのに児童会でホワイトバンドは禁止と聞いた親が「先生は孤立してるの?」と心配された。 ・「どうしてミサンガがよくてホワイトバンドがあかんの?」 ・白のミサンガで(児童会のきまりに合法的に)勝った! (3)子どもたちとの関係の「もやいなおし」 ・おばちゃんグループが体育ではフラフトがいやだと逃げ回ったりしていたがこの学習では目を輝かせていて募金などの活動を一番熱心に取り組んでいた。 ・反抗的だった男の子も「ミサンガ作ったろか?」と協力。 (4)学級通信「100人村だより」の効果 ・親子の対話がこれをもとにされていたことを親から聞いた。 ・職場のおばさん教師達が読んで励まして支えてくれた。 (5)子どもたちの自信と成長の兆し ・募金では飢餓の子どもたちすべてを救えないけど、救われたのは自分たちだった。 「自分たちのクラスってスゴイ!」と自信がつき、3学期はやる気まんまんのムードで出発しました。「自信をつけたら次へ行きとうなる。」と今ちょっと背伸びして成長したいと張り切る子どもたちです。卒業までどんな姿を見せてくれるのかちょっと楽しみになりました。
|
| |
|
| |
□健康教育の醍醐味/森のくまさん
(1680)投稿日 : 2006年01月21日 (土) 21時27分
|
| |
 |
2学期に実践をして、3学期に実践報告もして、またひとつ新しい分野を切り開いたんですからすごいですね。 今年度は、いろいろ思い悩むことが多かったにもかかわらず、とにかく今まで通り、教材研究を熱心にすすめ授業を開始したこと、そして、授業の後半、アクトローカリーがはっきりし、子ども達は学習でためた力のだしどころがわかって、いっきにはじけたあたりはすごい展開でした。 健康教育の授業では一見困難にみえる様相を見せる子ども達から、健康なエネルギーをひき出せる醍醐味がなんともいえませんね。 今回の飢餓の実践は、実にその過程がはっきりわかるものになったと思います。もっと困難な職場でがんばっておられる先生方をはげますものに近づけたのではないかと思います。 何かとうるさい「おばちゃんグループ」である女の子たちが大きなエネルギーを出した所は、手を焼いたツッパリちゃんたちが、健康教育の授業では本気で学び、大きなエネルギーを出してくれた私の実践と同じだなあと思いました。
|