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2年生初の「みんなどこから?(生まれる性)」 |
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森のくまさん
(1677)投稿日:2006年01月11日 (水) 21時23分
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さて、いよいよ私も、今日から健康教育の授業を開始しました。 小学2年生では初の「みんなどこから?(生まれる性)」です。 この「みんなどこから?」実践は今回で3回目になります。 今年度も学年3クラスでの取り組みがすすみ、冬休み中にどのクラスも一回目のつっこみインタビューを宿題にしていました。 つっこみインタビューの集まり具合も上々です。 おまけに、この学年には三つ子の子、双子の子と多胎児がいます。ですから、当たり前ですが、親には『三つ子母さん』、2004年度の『ふたご母さん』までいます。 そして、若い層の親になってきたからでしょうか?立ち会い出産に参加した『立ち会い父さん』もいることがわかりました。 『OOじいちゃん』なんていうのも出てきたらおもしろいんですがね。 いったいだれのどんな事実が、どう盛り上がるのか今からとても楽しみです。 この「みんなどこから?」は、同学年になった若いホープM先生がこの掲示板にいずれ登場してくるだろうと思ってます。 M先生は、コンちゃんの使ってた本にも注目していたので、コンちゃんも忙しいと思いますが、また相談にのってあげてください。 さて、今年度の学年は、男の子が3分の2を占めています。なんだか、いつもきょろきょろ、そわそわ、ごそごそとおちつきがありません。でも、この寒い朝、運動場で遊んでいる子どもの8割方が2年生だという話も聞かれ、エネルギッシュないい面もたくさんある子ども達です。 そんな子どもらに、 「今日からみんなどこから?という勉強を始めます。※少し説明」「みんなは小さいときは赤ちゃんだったけど、その前はどこから来たのか知ってる?」という質問をしてみました。 『おなかから』というのが圧倒的に多い中で、『病院から』そして、『サルから』と答える子もいました。 「自分や身近な乳児たちはいったいどこからやってきたのだろう?」という疑問は、子ども達が最も知りたい質問です。 これに類似した質問は、おそかれはやかれ必ず子ども達のほとんどが親にしている質問です。(2002年、くまさんアンケート実施結果より) この授業は、簡単にいうと「みんなどこから?」を大きなテーマとしながら、生まれる性を子どもの目線で読み解いていく授業ということになります。 今の自分や友だち→赤ちゃんの時の自分や友だち→生まれたときの自分や友だち→お腹の中の時の自分や友だち→とさかのぼって学習していきます。 この進め方は、結果から原因にさかのぼるので『帰納的』というそうです。生まれる性を知りたがるこの時期の子どもたちは、帰納的に考えをすすめるそうです。 しかし、大人(教師)はこれとは反対に原因から結果にいく、つまり『演繹的』に説明したがるんだそうです。だから**と卵子が・・・からスタートする授業は大人の視点での進め方というわけです。 この授業は、あくまで目の前に存在する子ども自身からスタートしていきます。また、学年で楽しい報告ができたらいいなと思います。 3学期は性教育を取り組む時期にしている学校が多いと思いますので、他の方もどんどんこの掲示板に書きこんでくださればいろいろ交流できるかなと思います。よろしくお願いします。
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