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命の枝 |
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ヤマユリ
(1650)投稿日:2005年11月29日 (火) 23時41分
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先週の授業ですが、豊かさについて考えました。公共広告機構の「命の枝」というCMを使いました。 まず日本は豊かな国だと思うかどうか?討論しました。豊かというのが2/3でした。食べ物がある。飢餓がない。学校に行ける。戦争がないなどの理由。豊かではないという理由は殺人や強盗がある。ホームレスの人がいる。 そこでCMを見ました。アフリカの子どもたちの枝を拾いながら歌を歌って楽しくあつまる映像。「この枝は何に使うのでしょう?」 いろいろ意見を聞くと正解もありました。給食をつくるのに燃やすのです。そしてごはんだけの給食をとてもおいしそうに食べて学校で元気に学ぶ姿が映ります。 日本の子どもたちと比べてどう?と考えました。 学校に行きたくないという子どもの例(うちの息子なんですが)も話しました。クラスには幸い不登校の子はいなくて、学校はけっこう楽しいと思っている子が多かったです。 子どもたちの感想です。 ☆アフリカは木を拾って学校に行って、その木をもやして給食を作っている。しかも白米だけ。それに比べて日本は木を拾って行くこともないし給食も米だけじゃない。 「豊か」というのは争いがなく戦争もない国や村のこと。食べ物があり、みんな1人1人が家に住めるということだと思う。 ☆アフリカの子どもはとても学校が楽しそうで日本とはまったく別の世界みたいだった。戦争がなくてラチもなく平和を作る楽しさがみんな知れるような国になってほしい。それに大人だから、子どもだからっていうことがなくてみんなが大事にされるような国になってほしい! ☆裕福でぜいたくしすぎな日本人。アフリカも日本みたいになってほしい。そんなにぜいたくしすぎないで児童会役員は意味がある会議をしたらいいと思う。(学校が楽しくなるように) ☆豊かさとは人を思いやる心もなくてはならないと思う。日本がみんな世界にはアフリカみたいな国があるということも知っておかなくてはならない。 ☆本当の豊かさは毎日が楽しいことかな。日本の子どもが学校を好きになることかな? ☆日本の子ども(自分も)ぜいたくしすぎ。たぶん日本のほとんどの子どもは無関心に生きていると思う。豊かさとは日本のみんなが愛をもって生きることかな? ☆やっぱり日本はいいなあ。アフリカはやっぱりいや。やっぱりみんなが平等で世界が平和がいいなあ。 ☆アフリカの子はやさしそうやし楽しそうにしてるけど日本の子はイジメとか多いし心が貧しい!! たとえ食べ物や服などがなくてもみんな仲が良くて一部だけの人がお金や食べ物をいっぱいとるとかは無くて、みんな平等なくらしができると良い。
前の時間に出ていた「戦争はなぜおこるのか?」については社会の時間にちょうど第1次世界大戦〜15年戦争までこの1週間で学習しました。「戦争の原因は何だろう?」と聞いてから、第1次世界大戦では「死の商人」(武器を売って儲ける企業)という言葉がとてもわかりやすかったので意味を考えさせました。ちゃんと正解もわかるのに驚きました。 「砂漠化した土地はもとにもどせないのか?」の問いにも答える本を見つけていたのですが子どもの反応をみて紹介したいと思いました。杉山満丸『グリーン・ファーザー』〜インドの砂漠を緑に変えた日本人・杉山龍丸の軌跡〜(ひくまの出版 2001.12.10)です。
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□semikoさんありがとう!/ヤマユリ
(1652)投稿日 : 2005年12月01日 (木) 00時49分
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大事な事がぬけてました。「命の枝」のCMはsemikoさんに教えてもらいました。ありがとう!飢餓の問題から入って食糧問題(バナナ、エビ)につなげる実践を5年生の学年全体で今取り組まれているそうです。CMのビデオは公共広告機構に電話して貸し出ししてもらいました。 |
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□どうも!/semiko
(1656)投稿日 : 2005年12月02日 (金) 17時40分
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はー、なんと久しぶり投稿ですな。やってますなあ。うちのバナナはこれからですが、二学期は教材研究がちとたらんので、三学期まわしですわ。 ところで、この間ヤマユリとプリンちゃう、クマさんやった?に尋ねた、「なんで飢餓状態になった子どもの腹がふくれているのか」という子どもの質問の答え。結局、校医さんに教えてもらい、ネットで検索しました。校医さんがいうのは、「低タンパク血症」または「低アルブミン血症」で栄養状態が悪いものは、細胞の水が吸収されなくて組織にでてたまることで腹が蛙のようにふくれるとのことかな。腹水ですわ。肝機能の低下が影響してるらしい。まあ簡単にいうとこんな感じでした。さすが医者。校医さんを利用するというのは、身近なところに気が付きませんでしたわ。はい。 |