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何が足りないの? |
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ヤマユリ
(1645)投稿日:2005年11月19日 (土) 00時42分
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昨日は学年の総合学習でGTの講演を聞きました。 日本国際飢餓対策機構の事務局のYさんです。「平和とボランティア」というテーマでした。ビデオや写真などをふんだんに使った話はとてもわかりやすく整理されていて私たちも勉強になりました。 教室ではなかなかあれだけの資料を用意できません。ペルーの市街地で道行く車の窓をふいたり(車にひかれそう!)ジュースを売ったりしてお金を稼ぐ幼い子どもやフィリピンのゴミの山(有毒ガスがたちこめているスモーキーマウンテン)から瓶や缶、食べ物を探す子どもたち、路上生活をしているインドのコルカタの子どもたち、アフリカの難民キャンプに助けを求めにきた人々などの動画、数々の資料や写真の訴える力は大きいと思いました。 飢餓の状況は「4秒に1人がなくなる」と言われたので「ホワイトバンドのキャンペーンの3秒に1人」とどちらが新しいのか聞くと、「3秒に1人」は一年前までの国連のデーターだそうです。全体としてよくなったのは中国が改善されたからだけれども、アフリカはひどい状況になっていると言われました。 Yさんは、インドやバングラデシュの様子を詳しく話されました。インドのコルカタ(カルカッタ)では、400万人ぐらいしか住めないところに1350万人が住んでいて100万人が路上生活者。そこでつくられた最も貧しい子どもたちのための学校の話をされました。 世界には学校に行けない子どもが1億3千万人いる。これは日本の人口と同じぐらい。「里親制度」をつくって子ども達が教育を受けられるように支援している。 世界での紛争のことや今も続く戦争、日本でもつい60年前に戦争があったことなども含めて90分の話でした。 「愛の反対言葉は無関心(マザー・テレサ)」「人1人の命は地球の重さよりも重いのです。」「助けようと思った自分が助けられる。」「私たちの行いは大海の一滴にすぎません。しかし何もしなければその一滴も永遠に失われます。(マザー・テレサ)」「pease makersになってください。」などがYさんの伝えたい思いでした。子どもたちが知りたがっていた世界の様子やどうしたら飢餓の子を救えるのかについては理解が深まりましたが、でも何か足りない・・・何が?
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