知識は力なり

「歴史とは、現在と過去との絶え間ない対話である」
(An unending dialogue between the present and the past.)


現在と過去の出来事とのつながり、
そして今後の未来で何が起こるのか?
世界情勢はどこへ向かっていくのか?


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[757]

題名:なぜ、聖徳太子は教科書から消されかけたのか? ③

名前:John Wick

◇k8CEMMB/ao
MAIL 投稿日: 2024/04/22(月) 19:51 2607:740:5e:1000:aaf1:c498:84f0:da50(IPv6:) (2607:740:5e:1000:aaf1:c498:84f0:da50)


聖徳太子があえて天皇にならなかった理由


そして、この暗殺事件によって聖徳太子は深い悲しみに暮れていました。

なぜなら、暗殺された崇峻天皇は聖徳太子の叔父さんだったからです。

ほとんど知られていませんが、聖徳太子は皇室の血筋であり、また生まれなが
らのエリートであったため、暗殺された崇峻天皇の次の天皇の候補には
聖徳太子の名前が挙がっていました。


まさに彼こそが次の天皇になるべきだと皆が思っていたのです。

しかし、聖徳太子は天皇になりませんでした。

つまり、聖徳太子は天皇になることを望まれていたにもかかわらず、あえて天
皇にならなかったのです。

それはなぜでしょうか?

それには自分の叔父さんである崇峻天皇の暗殺事件が深く関わっていました。

聖徳太子は二度とこの様な悲劇を起こさないように、ある戦略を考えました。

そして彼が考えた戦略こそ、途切れること無く現在まで皇統が続くために無く
てはならないものだったのです。

なぜ崇峻天皇が暗殺されたのか?

では聖徳太子が考えた「悲劇を起こさない戦略」とは何だったのか?

聖徳太子はまず、なぜこの暗殺事件が起こったのか、その原因を考えました。
そしてある結論に達したのです。

それは「一人の人間が絶大な権力を持つ構造」が暗殺事件の原因であるという
ことでした。

つまり、一人の人物が絶大な権力を握ると、その権力を巡って闘争が起こる。
その結果、暗殺事件が起こってしまったということです。

しかし、君主は絶対的な権力を誰にも取られたくありません。
だから、権力闘争が起こってしまうということです。




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