今画面に戦いをずっと並べて提示をしていますけれども、
アイヌの部族同士で次から次と記録に残っている、戦いをしています。
その戦いの理由も、女性略奪ですとか、復讐ですとか、食べ物を略奪するですと
か、金品の略奪ですとか、もうおおよそですね、こんな理由で戦争を殺し合い
をしていいのかと思うような理由で、もう延々と戦いをしている。
アイヌの方々が平和を愛して、戦争をしない民族だという、思考回路は
皆さん一切捨ててほしいというふうに思っていますし、
北海道では、オホーツクの方に行ったり、旭川の方に行ったらですね、ちょっ
とほったら、矢じりがいっぱい出てくる場所がたくさんあります。
これ部族同士で戦争していたからなんですけれども、さらに、実は、いろいろ
全道各地に見張り台があります。
その見張り台ってのは高台でアイヌが見張ってるんですけれども、何を見張っ
ていたのか、和人を見張っていたわけではなくて、他の部族が攻撃をしてくる
かどうかというのを、見張っていた場所ですね、
北海道にたくさんある、それぐらいアイヌな部族同士は、戦争して殺し合
いをしていたんだということも、皆さん本当に常識として、実はそうだっ
たのかと思って、驚かれているというふうに思います。
さらに、アイヌは本当に優しい汚れのない民族なんだよというふうに、思って
いるかもしれませんけれども、実はそうでもないというふうに思って素晴らし
い部分もあるんでしょう、あるんでしょうけれども、私は事実としてこういう
こともあったという事実を述べたいというふうに思います、
例えばシャクシャイン、この方は英雄として捉えられていますけれども、シャ
クシャインは、いろいろエリアの首長だったので、いろいろな妾がいる中で、
妾の子供が、あまり出来が悪くなかったら、片っ端から川に流していたという話
も残っています。
この方たちが本当に、平和のためなのか、というふうに思いますし、実
際にアイヌの社会というのは非常に強いヒエラルキーの社会ということで、
一部の権力を持つ富を持つ者が多くのアイヌを支配するという、
奴隷の主従関係のその構造だったということですので、なので多くの若者は女
性と一緒に家庭も持てないような、そういう社会で、さらにそこにいる女性は、
ほとんどが権力者の女性になっていた等々ですね。
実は女性は人としてよりも、物として扱われていた部分もある。
というような記録もあります。どういうことかというと、アイヌはお酒が非常に
好きであると。これはロシアの文献なんですけれども、アイヌというのは不思
議な民族で、お酒が非常に好きで、お酒と女性を交換してくれる。
というような表記もあるぐらい実は、女性というものを物として扱って
いたというような、そういう側面もある。
という記録が残っています。これ明治になって、旧土人保護区が出来てアイヌ
の方々を向上させようと、みんな平等ですよって決まったときに、多くのア
イヌは本当に喜んだんです、それは自分の主従関係の奴隷のような生活から解
放される。
さらに女性も、これで一人前普通の扱いを受けられるということで、多くのア
イヌの女性は和人と結婚したかったというような事例からもわかるように、ア
イヌの社会というのは非常に歪で、そして奴隷のようなアイヌがたくさんいて、
一部のアイヌが本当に一握りのアイヌが、そういうアイヌの労働だとか富を搾取
していきながら、多くのアイヌが苦しいんだというそういう歴史がある。
だから、アイヌというものを、あまり幻想を持って、素晴らしい民だと思うのは、
どうなのかな。だからって私は和人の社会が、和人が素晴らしかった、
なんて言うつもりはありません。
その時代時代で、非常に残酷なことがあったり、おかしいこともあったでしょう。
その戦国時代だって殺し合いをしていたのですから、その時々でいろいろな価
値観があったのにも関わらず、アイヌだけはずっと昔から今に至るまで何の汚
れもなく、何の問題もなく平和で、
戦争好まない素晴らしい民族なんだと考えること自体が、かなりカルト宗教の
ような感じもしておりますし、そういう間違えた認識を持たないでもらいたい
というふうに私は思っております。