宿坊の掲示板
★★師弟不二ARCHIVE★★
http://sgi-shiteifuni.com/
下記条件に沿った投稿を確認した際、
1.スパム性の高い内容
2.猥褻性の高い内容
3.個人情報の漏洩性の高い内容
4.不適切な書込は削除人にチェックを依頼
5.同一内容の二重投稿・多重投稿は削除
チェックされた内容は、上記ポリシーに沿い削除を実施します。


名前
Eメール
題名
内容
写真

URL
削除キー 項目の保存

[963]

題名:3日後に迫った11月度・第23回教学研究会の「ご案内」です。

名前:教学研究会広報部

◇fFCqRFc0cU
MAIL 投稿日: 2022/11/02(水) 13:50 2a0b:f4c1:2::253(IPv6:digitalcourage-exit) (2a0b:f4c1:2::253)

こんにちは。3日後に迫った11月度・第23回教学研究会の「ご案内」です。

・日時:11月5日(土)午後8時から、zoom会議室で。

・参加申込方法
①教学研究会のグループLINEのメンバーは、当日のzoom会議室の入室情報や資料等は、教学研究会のグループLINEで、お知らせしますので、改めての参加申込は不要です。
②初参加の方は、お手数ですが、当研究会のホームページの参加申し込みフォームから、お申し込みください。
https://kyogaku-labo.com/request
zoom会議室の入室情報や資料等を受け取るためには、メールアドレスの記入が必須です。
毎回、冒頭に初参加メンバーによる簡単な自己紹介をお願いしています。よろしくお願いします。また、参加後にグループLINEにご招待しますので、ご参加をお願いします。
③なお、初参加の方やハンドルネームに変更がある方は、今回は○○○で入室します等、事前にメールやLINEでお知らせくださるよう、お願いいたします。

・式次第及び内容等。
レポーター:東京の壮年部メンバーと波田地の2本立てです。
司会: 三重の女性部メンバーです。

・当日の流れ:
①司会第一声および自己紹介
②初参加メンバーの簡単な自己紹介
③新刊書や新作動画の紹介・・・前回取り上げた「宗教2世問題」について、その後、注目すべき新刊書や新作動画が出ましたので、メンバーから紹介があります。
④これまで取り上げたテーマの中から、重要なテーマを復習します。
今回は、小説・人間革命第10巻を通して、「不可能を可能にする」将軍学を再度、学びあいます。
⑤学会歌(「今日も元気で」)
──休憩──
⑥東京の壮年部メンバーの体験発表
⑦講義「価値の相対主義に陥るな──哲学者・岩崎武雄の東大最終講義を読む」(波田地)
……………………………

④について。
前々回の池田先生の「観心本尊抄講義(昭和54年)」の復習で、御本尊との境智冥合によって、未来の燃たる黄金道の実証を、現在の、この瞬間に開くことができるとの原理を学びました。

「否、厳密にいえば、人それぞれの願いが、久遠の本因と冥合した瞬間、因果具時で、結果そのものが生命の内奥にはらまれてしまうのであります。電源にスイッチを入れたとたん、暗かった部屋のすみずみまで、電光に照らしだされるように、その瞬間、すでに生命の奥底では、宿命転換が成し遂げられ、未来の実証を呼び寄せる永遠無量の宝珠が積まれているのであります」
「もはや本果妙の仏法のように、過去の悪業を、未来永劫にわたって断ちゆく修行をする必要はありません。たとえ過去に少しも福運を積んでいないとしても、御本尊を信じ祈る一念のなかに、因位の万行が流れこみ、果位の万徳が満ちあふれ、未来の燃たる黄金道の実証を、現在の、この瞬間に開くことができるのであります」

それを現実の上で実証したのが、1月4日、来阪するなり、「これで、こんどの関西の戦いは勝った!」との山本伸一の宣言で始まる「小説・人間革命」第10巻につづられた昭和31年大阪の戦いです。選挙の投票日は7月8日。なぜ、伸一は半年前に勝った!と宣言できたのか──不可能を可能にする法華経の兵法の要諦を再度、確認したいと思います。

⑦について。
岩崎武雄氏(1913年11月10日 - 1976年10月20日)は、哲学の入門書として今も親しまれる「哲学のすすめ 講談社現代新書 1966」や「正しく考えるために 講談社現代新書, 1972」の著者です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E5%B4%8E%E6%AD%A6%E9%9B%84
今回学ぶのは、その「東大最終講義(1974年)」ですが、そこで強調されているのが、「価値の相対主義」に絶対に陥ってはならないということです。

前回、日蓮大聖人の主著・『立正安国論』と法然の主著・『選択本願念仏宗』を対比して、大聖人は「立正」主義、すなわち宗教には高低浅深があり、文証・理証・現証で判別できるという主知主義、価値には絶対的なものがあるという主義なのに対して、法然は「選択」主義、つまり、「私はこれが好き」「私はこれに賭ける」という反知性主義、価値の相対主義であると述べましたが、岩崎武雄は、大聖人が法然の念仏を「一凶」と糾弾したのと同様、「価値の相対主義」を徹底して、排除すべきことを説きました。

岩崎武雄が、「絶対的な価値」として置いたのが、「人間の生の尊重」という原理です。
「一人一人の人間のかけがえのなさ、かけがえのない尊さというものを尊重する」「自己を捨ててでも他人の生の尊重という原則に従って行為する」ということでした。
法華経が万人成仏の経典、すべての人の生命に絶対的価値を置く教えてあることは論を待ちませんが、「人間の生の尊厳」に絶対的価値を置くところから、憲法の基本的人権、平和主義が基礎づけられ、刑法や民法、さらに政治の実現すべき目標(福祉国家の建設、平和の維持、自由の保障としての議会制民主主義)も定まると岩崎武雄は言います。
この議会制民主主義は、多数決によって事を決する制度ですが、この多数決という形式的な原理に、できるだけいい内容を入れていかなければならないと言い、それは、投票を行い、みずから政治に参加するわれわれの責任の問題だと強調します。
その意味で、政治の問題を解決する最後の基礎として、「国民の教育」の問題が出てくると述べ、価値の相対主義に陥らず、すべての人が本当に正しい価値観を求めて探求するという「知に対する愛(=フィロソフィ、哲学)」が何にもまして重要であると述べ、最終講義を結んでいます。

なお、追加の資料として、池田先生のSGI提言(第15回と第16回、ゴルバチョフ対談)の抜粋をお送りしました。
これは、岩崎武雄が価値の相対主義を唱えたドイツの法哲学者・ラートブルフを例に挙げ、価値の相対主義の限界を指摘していますが、池田先生も、ラートブルフの弟子のカウフマンや、オーストリアの法哲学者・ケルゼンを引用して、この価値の相対主義やそこから派生する多元主義、価値そのものへの無関心や冷笑主義を超克する道筋を示しています。


第15回SGI提言
http://www.gmate.org/gs/lib/gs052ex.cgi?sno=S0B030000&dan=11&tips=%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%82%BC%E3%83%B3&raw=S0B0313,S0B0428,S0B0429,S0B0431,S0B0432,S0B0433,SA50907,SA50908,SA50909,SA80708,SA81204,SA81205&cite=S0B0429&ori=&K=5.3

第16回SGI提言
http://www.gmate.org/gs/lib/gs052ex.cgi?sno=S0B040000&dan=28&ori=&K=5.3&tips=%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%82%BC%E3%83%B3&cite=S0B0428&raw=S0B0313,S0B0428,S0B0429,S0B0431,S0B0432,S0B0433,SA50907,SA50908,SA50909,SA80708,SA81204,SA81205#D28

ゴルバチョフ対談
http://www.gmate.org/gs/lib/gs052ex.cgi?sno=SA5090000&dan=8&ori=&K=5.3&tips=%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%95,%E5%86%B7%E7%AC%91%E4%B8%BB%E7%BE%A9&cite=SA50908&raw=SA50807,SA50908,SD21402,S03C246#D8


毎回、充実した内容になっています。是非とも新しいご友人、お知り合いの方々を伴って、ご参加くださいますよう、お願いいたします。




Number
Pass
SYSTEM BY せっかく掲示板