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題名：天空眺め、振り返る。

オリオン座流星群見たさに、天空を眺めた。
しかし、私が外に出て見上げた時は見えなかった。

さて、今週後半になってふと気づいたことがある。
○○○○君が亡くなって朝夜追善回向をし続けて、今年で丁度○十年ということを。
不思議だ。これほどの長い間、題目を唱えてきたことを。
まだ子ども時代、その子は、一家心中に巻き込まれた形で尊い命を落とした。否、落とされた。

利発な子であった。
何故に、死ななければならなかったのか。
生きていたら、社会で活躍していたに違いない。

その頃、同じく死を悼み、悲しんだ私の同期は、その後、精神科医となった。
その同期も、この○十年、その子の追善回向を続けてきたのだろうか。いま、初めてそう思った。

これからも追善回向は続けていく。