世界初 白人が有色人種に負けた戦争
「第0次世界大戦」
この言葉が指す戦争をご存知だろうか？
ヒント①
近代兵器が大規模に投入された
ヒント②
第一次大戦へと至る流れを生み出した
ヒント③
1904年～1905年にかけて、
日本とロシアの間で行われた
正解は「日露戦争」です。
一部の学者の間では、
近代兵器の大規模な投入や、
当事国以外の国の外交関係が
開戦へ影響を与えたことから、
「第0次世界大戦」とも呼ばれています。
世界的には、有色人種が白色人種に
初めて勝った戦争として有名です。
欧州列強にせよ、アジア各国にせよ、
日本がロシアを打ち負かした事は
世界中を驚愕させました。
開国から38年しか経たない日本が
強国ロシアを打ち破るとは
誰も想像していなかったのです。
中国の革命家、孫文は
「これはアジア人の欧州人に対する
最初の勝利であった。
日本の勝利は全アジアに影響を及ぼし、
全アジア民族は非常に歓喜し、
極めて大きな希望を抱くに至った。」
と残しています。
日本が与えた衝撃は、
世界各国で今も語り継がれ、
ポーランドの教科書には、
明治天皇や東郷平八郎の肖像や、
日本の教育勅語が掲載され、
「日本海海戦」をはじめ、
細かい戦闘の経緯も
詳しく紹介されています。
敵国ロシアの教科書にも
「旅順の降伏は
帝政の降伏のプロローグである」
と記載されているほどです。
これだけ世界に衝撃を与えた日露戦争。
日本でもさぞ大々的に、
先人の勇ましい姿が書かれているのかと
開いてみると、そうではありません。
日本の教科書を見ると、
莫大な戦費がかかったことや、
国内に反戦論がうずまいたこと
などが紹介されるのみなのです。
なぜ日本の教科書では
日露戦争の記述が少ないのでしょうか？
それは戦後のGHQが大きく関係しています。