[4356] 題名:FTさんへ
名前:霞ヶ関リークス
◇VVNod7YP9Y
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投稿日:
2023/05/08(月) 21:32
5.188.94.134 (5.188.94.134)
法華経に説かれるSFのような壮大な物語は、もはや、その説明で
は不足ですね。
眉間白毫、三十二相八十種好、多宝塔、地涌菩薩等々、こんなこと
まで、釈迦が語ったとは到底考えられません。
教えにしても、釈迦の言説としては、せいぜい八正道・四聖諦どま
りで、十二因縁ですら怪しいのではないでしょうか。
日蓮教学は、これでは説明できないでしょう。
2000~2500年の限定用法にこそ、その意味があるからです。
『如来滅後五五百歳始観心本尊抄』という題名が示すとおり、
仏滅年代が違えば、日蓮の教学は瓦解します。日蓮の自覚も根本か
ら覆ることになりませんか。
日蓮教学を採用するというのであれば、鎌倉時代が末法であったこ
と、その説が釈迦の直説であることを、証明しなければならないの
は、その主張者のほうです。
日蓮の時代が仏滅2200年であると説明する義務は日蓮信徒が負って
いる責務です。
日蓮の時代は、釈尊入滅が紀元前949と考えられていたわけですが、
近年の科学的調査に基づく説では釈迦入滅は元前544~383年頃とい
うのが有力です。
それで計算するとなると、2000-544=1456 2000-383=1617で1457年
~1618年頃が末法となるでしょうか。
となると、日蓮の生きた時代はまだ末法には入っていないことにな
ってしまいますから、「末法においては日蓮聖人に帰依せずんば
法華経を持つとも無益」などと言い切れるものではないでしょう。
西暦前後に創作された法華経が釈迦の直説ではないこと、日蓮は自
分が釈迦滅後2000~2500年に生きたとしたこと、しかし、その基礎
の分析を間違えたと、近代の科学成果から記したわけです。