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題名：FTさんへ

＞大聖人只お一人です。この命をわかりやすい様に南無妙法蓮華経と名付けました。金剛宝器戒です。

881年に、「南無妙法蓮華経」は唱えられています。

菅原道真が元慶五年（881）八月二十一日に草した『吉祥院法花願文』の末尾に 　南無妙法蓮華経

伝源信（942～1017）撰『空観』の末尾に　　　南無妙法蓮華経

> 金剛宝器戒

『教行証御書』に一度、引用されるのみで富要にも載っていません。
これを日蓮の教学とするのは、同書が確実な真跡であることを証明する必要があります。

　　文体や文章構成が稚拙であり、「無作本覚の三身となす」との確かな御書には見られぬ用語が使用されたり、
「観仏相海経」なる出所不明の経典が答者の言葉として用いられたり、また弘安七年に入道した時宗をこの時点で
「法光寺」というなど、とても宗祖の作とはいいがたい。この時期の状況を下敷きとして、後世偽作されたもの。

『教行証御書』は偽書です。