これは国連の持続可能な開発目標（SDGs）に
沿って、多様性のある社会実現のため
掲げられた理念です。
あなたはこの理念のもと作られた
「ジェンダーレストイレ」を
ご存知ですか？
歌舞伎町タワーで導入されたこのトイレでは
女性と男性が同じ空間で用を足します。
そして今、この場所は波紋を呼んでいます
・トイレ前に男性が溜まり、「女性が個室に
入ると横の個室に向かって動く映像」が
ネット上で、話題になっていたり
・性犯罪の現場になりやすい
特徴のトイレに男女が入り乱れる環境は
まるで犯罪を助長するようだと非難を浴びたり
本来、リラックスして用を足すことが
目的なのに不安と危険を感じ、
目的が果たせない状況が生まれているのです
「誰一人取り残さない」はずが、
ジェンダーレストイレの出現によって、
むしろ女性たちが取り残されてしまっているのです
多様性のための取り組みを行なった結果、
かえって使いづらくなってしまいました
あなたは初め、「多様性」のための
政策だと聞いて疑問や悪いイメージを
持たなかったのではないでしょうか？
大半の方がそうだと思います。
むしろ、全ての人のため
「多様性」を尊重するべきです。
ですが、実際の取り組みを振り返ると、
「ジェンダーレストイレ」のように
本来の目的から大きくズレてしまうような
ことが多々あるのです
なぜ、素晴らしい理念を
掲げて行った取り組みが
こうした問題を生み出すのでしょうか？
実は、「多様性」に代表されるように
前提自体を客観視できず、
私たちが、知らない間に思考が停止している
あるカラクリが存在しました。
5月8日(月)まで