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題名：日米関係の落とし穴

アメリカが日本に知られたくない“妨害工作”

アメリカの外交方針は、アメリカの国益に貢献することです。

日本を守るとか、日本が利益を生むということには、アメリカは全
く眼中にはありません。

だから、アメリカの外交の基本方針は、デパイド＆ルールとかデバ
イド＆ポーカーと言われる分割統治です。

極束でこの地域が安定することは、アメリカは露ほども望んでいま
せん。この辺を適当に揉めて、それぞれアメリカを必要とする、あ
るいは頼りにすることをアメリカは常に作為しています。

だから日本と台湾と韓国が仲良くなる、そういうことをアメリカは
全力をもって妨害しています。よほど真実を暴かれるのを恐れ、戦
後レジュームの脱却も妨害していますね。

表向きは「平和のために」と言っています。

今回ロシアがウクライナヘ侵攻して、安倍総理とプーチンの間で日
露が仲良くなりそうなというときに、今の岸田総理に仕掛けられ、
強烈なロシア批判をやりましたよね。

ロシアは西側との共閥で批判しなければいけないにしても、一番後
ろからのこのこついていくぐらいの批判にすればよかったと思いま
す。

だけど、あれだけ急先鋒でロシア批判をすると、これでロシアとの
関係は20年30年は修復が難しいです。

岸田さんが、今のラオスか何かで中国批判をしていますよね。そう
すると中国との関係も悪くなります。日本は中国にもロシアにも近
いので、本当は日本としては中国とロシアを分断しておかないとい
けません。

一緒に手を組んで日本に向かってこられたら困るわけです。

アメリカのデパイド&ルールというのは、どこの国でも基本的には
そうです。日本もそうすべきです。

ロシアと中国を同時に敵に回すようなことを、やめるぺきだと思い
ます。どうしてもそうせざるを得ないときは、何かサインを送りな
がらやるべきです。

だから、これで両方とも敵になって20年30年、安定しないで揉める
というのは、アメリカにとっては好都合かもしれません。

自立した外交ができるためには、まず自分の国は自分で守るという
体制が取れないといけません。

なので、歴代自民党総理は、就任演説で皆さん自分の国は自分で守
ることが大切だと言われます。だけど、具体的にそっちの方向に動
いたことは一度もないのです。