[4006] 題名:「憲法と心中するな」マッカーサーの理想と国際社会の現実
名前:霞ヶ関リークス
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投稿日:
2023/04/12(水) 13:34
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そもそも憲法とは何なの?と問われたときに、日本語では「国の形」
というのが一番あっているのではないか。
国の形は時代に応じて変わっていきますので、それに合わせて憲法
も変えていかなければいけないのですが、残念ながら日本では78年
もの間、全く変わっていません。
本来、憲法というのは国民のためにあるのであって、憲法のために
国民があるわけではないです。
しかし、残念ながら今の日本は、憲法のために国民があり、憲法と
ともに国民は心中するかのような状態になっているのが現状です。
遡って考えると、この憲法というもの自体が、戦時国際法違反な
のです。占領中に国の基本となる憲法をいじるというのは、明確に
戦時国際法違反ですが、アメリカは、まさに占領中の1946年にこ
れをやっています。
連合国軍総司令官ダグラス・マッカーサーのマッカーサー・ノート
というものがありますが、その根底には2度と日本が立ち上がれな
いように、2度とアメリカに歯向かわないようにということが明確
に記されているわけです。
その意向のままに作られたのが憲法なんですね。
1946年と言ったら、まだ戦争が終わったばっかりで冷戦も起こっ
ていません。
朝鮮戦争は1950年ですから、冷戦らしいものは出てきていますが、
まだ目立った冷戦というのはありませんでした。
ようやく戦いが終わって平和な時期が来たというところでした。
だからマッカーサーもその4年先が読めなかった、要は朝鮮戦争が
起こって冷戦が激化してくるということが読めなかったんですね。
つまり、その後の冷戦あるいは朝鮮戦争というのも読めなかったが
ゆえに、日本の非武装化ということが明確になっているのです。
要は日本に大ポテンシャルで戦力も持たせない、交戦権も持たせな
いということですから、それでもってマッカーサーの理想の国がで
きると思っていた節はあります。
その根底には2度とアメリカに歯向わない従順な日本を作るという
ことだったのでしょう。
それであったがゆえに、憲法国会で吉田茂首相に真っ向から反対し
たのは、あの共産党の野坂参三です。
吉田首相はその当時「正当防衛あるいは自衛権の行使すらも認めな
い、自衛権の行使そのものが戦争を選んだということがあると、し
ばしば、そういう歴史があるのだから戦争も全自衛権の行使も認め
ないのであります」と言っているのです。
それに対して野坂三蔵は「自衛の戦争は認めるべきである」とちゃ
んと言っているのです。
「全ての戦争が悪いわけではない、自衛の戦争は正義である」とい
うことを言っているのです。
今では、自民党と共産党がまったく逆になっていますね。