[3983] 題名:「集団的自衛権」
名前:霞ヶ関リークス
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投稿日:
2023/04/10(月) 18:45
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この言葉を聞いて、どう考えますか?
「日本が米国の起こす戦争に巻き込まれる!」
と危険視する方もいれば、
「米国との同盟維持には仕方がない」
と考える方もいらっしゃると思います。
一歩間違えれば日本をどん底に
突き落としかねないこの権利
日本ではこれについて、
何年も議論が重ねられてきました。
そして今から3年前、
まだ米国の大統領がトランプさんだった頃
あるニュースが世界を駆け巡ります。
それが、
「マティス米国国防長官の辞任」
一見、日本には関係のないような話ですが
彼が辞任を決意したのは、
この“集団的自衛権”に関する見解の相違が
原因の一つだったのです。
そして、彼が対立したトランプ大統領は、
「日本は、もっと米国に軍事援助をすべき」
という考えを持っていました。
米国のロジック
解任となったマティス国防長官ですが、
トランプ大統領との意見の違いは
同盟国に対する考え方にあったようです。
トランプ大統領は
「米国の同盟国はその役割を十分に果たしてない」
と思っており
「若い米国人の命をかけて
70年間以上も守っているのに、
あなたたちは何もしていない」
と言いたいのです。
私から見ると
「70年も日本を食い物にしたな」
と思っており、
基地がこんなにあって、東京の上空を
自由に飛べないのはおかしいと思っています。
しかしアメリカから見れば
日本はアメリカ帝国の極東の砦なのです。
ここは最前線です。
いつ戦争が起きてもおかしくない地域だからこそ、
「アメリカ軍が来て、守ってあげているのだ」
と言いたいのです。
ですから次なる要求は
「用心棒代として、もっともっとお金を出せ」
となります。
マティスさんはそうは考えていませんでした。
むしろ、日本ともっと話をしましょう。
そして、きちんと情勢を説明し、
日本と米国の役割を明確にしていきましょうと、
そんな発想だったのです。
指揮権
しかし日米交渉の裏舞台では、
目に見える形での話し合いとは
別のことが起きています。
当然のことながら、アメリカに対して
どしどしとモノを言える国はありません。
役割を平等に、公正に分担しましょう、
などと提案できる同盟国はありません。
すべては米国が決めるのです。
例えば、戦争が起きた時の
統帥権について。
これは、いざ戦争になった時、
日本の自衛隊の指揮権を誰が執るのか、
という話です。
ほとんど知られていませんが、
日本では総理大臣ではなく、
アメリカが指揮権を持ちます。
日本の自衛隊なのに、
日本の総理大臣ではないのです。
米国防省の許可なくして動かせません。
「北朝鮮が危ない」「中国が危ない」と言いながら、
それが現実となった時に、
日本の判断で動かせないのです。
これが今の日本の現状です。
日本と米国の力の差なのです。