[3837] 題名:ロシア軍が遊牧民型の戦法で著しい戦果、ウクライナ軍壊滅は間近か──自衛隊元陸将補
名前:リツイート小僧
◇csS2pri2nc
MAIL
投稿日:
2023/04/04(火) 06:08
2001:67c:6ec:203:192:42:116:210(IPv6:onweer6) (2001:67c:6ec:203:192:42:116:210)
元自衛隊幹部には、勝共アセットになって、嘘ばっかり書く壺しかいないと思ってたら
すごい隠し玉が潜んでた。
(https://twitter.com/eA07i0okyfQRshU/status/1642839156849266688?t=YE5Iap4cDAROKTLi650b9Q&s=03)
というわけで矢野義昭氏の分析。
https://t.co/iX19XzGVV2
(https://twitter.com/eA07i0okyfQRshU/status/1642839329486827522?t=nZR8YCdJi6k93xVY4kX0DQ&s=03)
ロシア軍が遊牧民型の戦法で著しい戦果、ウクライナ軍壊滅は間近か https://news.yahoo.co.jp/articles/b632d7fa4f04eef74575454b0b636d46a3de4544?page=8
■ ロシア軍冬季攻勢と崩壊寸前ウクライナ軍
2023年1月、ロシア軍の最高司令部改編に伴い、スロヴィキン総司令官からワレリー・ゲラシモフ総司令官に交替した。
路面凍結を待ち、これまであまり動かなかった両軍の接触線が動き始めた。ロシア軍が犠牲覚悟でバフムートその他の要塞都市に対し、全面攻勢を開始した。
1月末から、路面の凍結を待ち、ロシア軍のバフムートに対する占領地域拡大を目標とする本格的な地上部隊の攻勢が開始され、民間軍事会社のワグネルを主体とする歩兵部隊が熾烈な市街戦を戦い、徐々にウクライナ軍の防御陣地を蚕食し始めた。
特に第一線部隊として活躍しているのは、民間軍事会社のワグネルの部隊である。
彼らは近接格闘戦を余儀なくされ犠牲を伴う市街戦や森林内での戦闘に長けており、市街地の東部から徐々に陣地の制圧を進めた。
それと同時にロシア軍正規軍と連携し、バフムート市街地の南北両翼から同市を包囲し、市街地に通じる道路網を遮断している。3月20日過ぎには1本を除き主要な道路はすべてロシア軍の制圧下に入った。
ウクライナ軍は包囲を避けるため撤退を始めているが、装甲車、戦車などは泥濘にはまり動きが取れなくなり、そこを無人機に発見され、精密火力で集中攻撃を受け大半が破壊されている。
そのため、徒歩で撤退を余儀なくされている。
これも、包囲環を縮めながら、一方向にわざと退路を残し、待ち伏せや火力で撤退中の部隊を殲滅するというロシア軍の慣用戦法である。
前述したように、ゼレンスキー大統領は3月15日には東部ドンバスの諸都市の運命は国の運命を左右すると訴え、20日にはバフムートの前線視察も行っている。
しかし3月25日頃には市街地の約7割がロシア軍に占領され、バフムートの守備部隊の戦力は約4千人に減少し、包囲環は縮まっている。
ウクライナ軍の第一線部隊では、砲弾も装備も不足し、部隊の交代もなく将兵の士気も低下しており、窮状を訴える第一線将兵の生の声がSNSなどにも掲載されている。
ゼレンスキー大統領自身も、3月25日、追加の戦車や火砲、HIMARSがなければ、ウクライナ部隊を前線に出すことはできないと、読売新聞のインタビューで述べている。
また、ウクライナ東部の戦況は、「良くない」としている。
バフムートの南方、ドネツク市のすぐ北にある要衝のアディエフカも、バフムートの北方にある要衝のシベリスクも同様に包囲されている。
ウクライナ軍はこれらの要衝都市の郊外に予備隊を集中し、反撃を試みている。
しかし数個旅団規模の予備隊は、集結段階からロシア軍の1.5トン長距離滑空爆弾などの集中射撃により制圧され、反撃後もロシア軍の火力打撃により損害を出し押し戻されている。
その間にも、ロシア軍やワグネルの部隊は、進撃を続け、各要塞都市の間の弱点からさらに深く二重に包囲しつつ、最後の陣地帯である、コンスタンチノフカ~クラマトルシク~スラヴィヤンシク方向に追撃を続けている。この最後の陣地帯まで十分な戦力を離脱させ、再編してロシア軍の攻勢を食い止めることは、おそらく困難とみられる。
兵站面でも今夏にはウクライナ軍の弾薬は枯渇するとみられている。
また、装備も弾薬も増産・追送が間に合わず、その前にウクライナ軍が戦力を失い、ロシア軍がウクライナ西部まで制圧するおそれがある。
現在、北部正面のロシア領内、ベラルーシ国内に各15万~20万人、南部正面にも18~22万人の兵力が集結し攻撃準備態勢をとっているとみられている。
泥濘期が過ぎれば、ロシア軍の本格攻勢が北部、東部、南部の三正面から開始され、ハリコフ、オデッサ、キーウ、リヴィウなどの要域が占領されるおそれもある。
特にポーランド国境が封鎖された場合には、NATOの支援が絶たれることになり、ウクライナの戦争継続は数週間以内に不可能になるであろう。
このような戦況推移予測を踏まえて、3月20日のバイデン大統領のキーウ訪問がなされ、その後のゼレンスキー・習近平会談、中露首脳会談など、停戦をにらんだ一連の外交交渉が展開されたとみられる。
ウクライナ戦争がウクライナの敗北に終わる可能性が高まっていることを踏まえ、日本の安全保障政策全般を見直さねばならない。