[3701] 題名:内藤国夫『公明党の素顔』より
名前:かいざーそぜ
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投稿日:
2023/03/26(日) 20:23
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エール出版社刊;初版1969年5月 (p281)
そして、いったんヨソ者からの批判にあうと、ただちに筆をそろえて反撃に転ずる。その筆法、論調もほとんど同じ。これまたあきることのないくり返しである。
そして最後は「もうタメにする批判は聞きあきた。勝手になんとでもいえという気持ちだ。どうせ、なにもわからずに決まりきった論理、既成の古くさいモノサシで、われわれを非難、攻撃しているにすぎない。われわれは正しいと信ずる独自の道を進むだけ」と開きなおる。
あとは、グループ内部にしか通用しない独自の思想、論理がわがもの顔にのし歩き、おたがいに同一性を確認しあうための「グループ内対話」、意思統一しか試みられないのである。 学会員はともすると「閉ざされた社会」のなかだけでものを考える。すなわち、読むもの、見るもの、聞くもの、すべて、情報源は学会、公明党関係のものになりがちだ。
新聞は「聖教新聞」や「公明新聞」を読み、週刊誌は「言論」のページをめくり、そして雑誌は「潮」や「公明」を読む。それに夜ごとの座談会、折伏活動である。そういうことの積み重ねの結果、いったいどんなものの見方をし、どんな行動をとる人間が生まれるのだろうか。
しかもそのような生活をしている人たちが、すでに日本人の十人に一人、公称一千万人もいるというのである。部外者といえどもいまのように無関心でいていいはずがない。