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題名：生かしたまま民族を消滅させる

中国共産党がウイグルで進めている
　　　恐怖のプロジェクト


BBCで報道された、
“ウイグル人の中国人化計画”
をご存知でしょうか？

ウイグル人の監禁や
懲罰の状況を記録している、
中国政府の公文書が流出し、

その内容がBBCパノラマによって確認されています。

BBCの記事によれば

収容施設の責任者らに宛てた連絡文書には、
次のような指示が書かれていたとあります。

「絶対に脱走を許すな」
「違反行動には厳しい規律と懲罰で対応せよ」
「悔い改めと自白を促せ」
「中国標準語への矯正学習を最優先せよ」
「生徒が本当に変わるように励ませ」
「宿舎と教室に監視カメラを張り巡らせて死角がないことを徹底せよ」

さらに文書には、収容者(ウイグル人)の生活も細かく監視、
管理されている状況も示されています。

「起床、点呼、洗顔、用便、整理整頓、
食事、学習、睡眠、ドアの閉め方などに関して、
行動基準と規律要件を徹底せよ」


そして、ウイグル人が自分の行動や信条や
言葉を変えたと示すことができて
初めて解放されるのだ、

ということが何度も詳細に書かれています。


人権問題に詳しい専門家は、
「巨大な洗脳計画」「個別の文化集団を、
地球上から消滅させるための人格改造だ」
と答えています。

また記事によれば、
外国の市民権を持つウイグル人の逮捕や、

外国で暮らすウイグル人の動向を追跡する
明確な指示も出されており、

かなり徹底して監視し、迫害をしています。


新疆ウイグルの人びとは、
中国が訴える漢民族でもありませんし、

顔が違い、言葉が違い、歴史が違い、
何から何まで違って、外国人です。

その外国人を中国人にしてしまおうと考えているので、
その為には、いろいろなものを頭の中から、
抜き去らなければいけません。

言語を抜き去る。信仰を抜き去る。
今までの考え方を抜き去る。

そして、中国語を注入する。
中国語の考え方をオウム返しさせる。

社会組織や就業の構造や地域の在り方を中国風にしてしまう。

その結果、民族の抹消です。

身体は生きているけれども、
ウイグル民族そのものを存在しなくさせてしまうのです。

まさに、生かしたままウイグル民族を抹殺するわけです。

ナチスによる殺しはしなくても、
それに匹敵するほどのひどいことを
中国共産党はやっているわけです。


では、なぜ中国共産党は、
ウイグルの人びとを教育施設なるものに閉じ込めて、
拷問や虐待をしながら思想改造をやっているのでしょうか？


その理由は、
もしも全員を殺してしまったら、
新疆ウイグルが中国であると主張する
正当化の根拠がなくなってしまうからです。

新疆ウイグルがウイグル人の土地で、
ウイグル人が中国人だから、
新疆ウイグルは中国なのです。

そのための教育であり、思想改造なのです。

身体は元のまま生きていて、
考え方が別のものになる。

中国政府、中国共産党に都合がよいものになる。
これが彼らの思惑なのです。

民族を弾圧するのだけれど、民族を生かしておく。

これが、ナチスのユダヤ人迫害との違いなのです。


このように民族巡って、
世界中で対立や戦争、争いが起こっており、

世界の争いの根本には
「⺠族」が鍵を握っていることが多いのです。

世界中を巻き込んだ第⼆次世界⼤戦ですら、
「ゲルマン⺠族の復興」を根拠に、

ドイツがポーランドに攻め込んだことを
きっかけに始まった戦争でした。

民族同士の争いを起点に大戦争が起きたり
中国のように民族を使った世界支配を考えたり

世界中で起きていることを正しく認識するためには、
民族の視点が重要なファクターなのです。