[3205] 題名:ウクライナ戦争の表と裏
名前:霞ヶ関リークス
◇yEkBNv5O4Q
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投稿日:
2023/02/25(土) 22:19
45.130.81.88 (45.130.81.88)
「プーチン大統領が、
ウクライナを”いまだに兄弟国家”
と呼ぶワケ」
プーチン大統領は2022年の12月21日、
ロシア軍高官との会議で演説し、
その模様はテレビで放送されました。
その中で、プーチン大統領は、
「この争いは、第三国の政策がもたらした結果
であり、我々を非難するようなことは何もない。
我々は常にウクライナ人を兄弟のように見てきたし、
今もそう思っている」
と語りました。
未だに戦争が続いている状態ですが、
今後もウクライナを、
ロシアの「兄弟国」とみなし続けると述べています。
そして、そのよりどころとするのが、
1000年以上前にあった、
「キエフ大公国」と呼ばれる国の存在です。
ウクライナとロシアの地をまたがり、
現在のウクライナの首都キエフを中心に築いた大国です。
河川貿易などで栄え、その他の商業でも成功し、
最盛期はヨーロッパ最大の領土を誇り、
ヨーロッパの中心的な存在でした。
プーチン大統領の言う通り、
ロシア人とウクライナ人には、次の2点が共通しています。
第1、両民族ともに東スラブ人が起源
第2、10世紀から11世紀にかけて繁栄したキエフ大公国出身
だからこそ、
「ロシア人、ウクライナ人は皆、
かつてヨーロッパ最大の国家であったキエフの子孫であり兄弟」
と言っているわけです。
では、なぜ同じ起源を持つ国同士が、
未だに理解し合えず、戦争を続けているのか?
・弛緩地帯であるウクライナが
NATOに加盟しようとしているからでしょうか
・アメリカを含めた西側諸国が、
裏で戦争に加担しているからでしょうか
・一部の富裕層によって
ウクライナが支配されているからでしょうか
もちろんそれらの理由もあるかもしれませんが、
実は、もう1つ重要な視点が鍵を握っているのです。
しかし、ある勢力にとって、
その視点を日本人に知られてしまうと都合が悪いので、
日本人は目隠しされている状況なのです。
その視点を軸にウクライナ戦争を紐解いていくと
一部の支配層やお金、武器などが、
戦争を拡大させたりするのではなく、
日本人も持っている”ある性質”が戦争を拡大させ、
「世界中を混乱に貶めてしまうほどの強い⼒」であり、
”争いの火種”であることが分かってきます。
では、その”争いの火種”とはいったい何なのか?
ウクライナの国歌の歌詞をご存知だろうか?
ウクライナの国歌の歌詞には、
「我らは自由のために魂と身体を捧げ、
兄弟たちよ、我らがコサックの氏族であることを示そう」
とあります。
ウクライナ人が「コサック」という騎馬武装集団を形成
実は、ここにあるコサックという存在が
今回のウクライナ戦争に影響を与えているわけです。
ウクライナのコサックは、一部を除いてほとんどが17世紀末以降
にはロシア帝国に屈服をしていくことになります。
ロシア人が強大化し18世紀の前半ピョートル1世
ロシア皇帝、コサック兵を徹底的に制圧。
18世紀後半に出てくるエカチェリーナ2世女帝
コサック勢力は、帝国の辺境で生き延び代表的なのが
「ザポロージェのコサック」と呼ばれています。
ザポロージェのコサックたちの地域が、今日のウクライナと
ロシアとの間の国境線になっているのです。
ザポロージェのコサックが、「ここからここまでが自分たちの領土で、
ここから入ってきたら、自分たちも黙ってませんよ」とロシア帝国と対峙
をしていた、そういうラインがあるのです。
ウクライナの東部とロシアの国境線の、そもそもの原型になっているのが、
このラインなのです。
ですから、本当にウクライナ人からみると、絶対に死守しなけ
ればならないラインなのです。
今は東部の諸州をロシア軍が占領しているということもあって、
必死になって、ウクライナ人がそれを取り戻そうとしているでしょう。
それは、あの地がウクライナ人にとっての精神的な故郷なのです。
ザポロージェのコサックたちがあの地域で展開をして、
自分たちが独立を維持し、ロシア帝国も手が出せなかったほど、
半ば自治権を認められていたような、そういう区域なのです。