[1602] 題名:あなたも直ぐに拘束される…中国で絶対やってはいけないこと
名前:霞ヶ関リークス
◇nUgO4Agt7g
MAIL
投稿日:
2022/12/07(水) 21:18
185.192.71.103 (185.192.71.103)
2016年7月、シンポジウムに参加するため北京を訪問した日中青年
交流協会理事長がスパイ容疑で国家安全部に身柄を拘束された。20
13年12月、北京で中国政府高官と会食した際、金日成の娘婿にあた
る張成沢が処刑されたことについて質問したことがスパイ行為にあ
たると言われたという。それから6年後となる今年10月11日、よう
やく釈放された。
「中国は2015年より、外国人のスパイ行為を厳重に監視するように
なりました。これまでスパイ容疑で拘束された日本人は、北京の日
本大使館が把握しているだけで16人に上ります。ただ、彼は日中友
好協会の役員として200回以上訪中している親中派なのに、なぜ逮
捕されたのか」
「中国は重要なインフラ施設は国家機密とされていて、撮影が禁止
されています。軍港や原子力発電所などはもちろん、国際空港も重
要施設となっているので、基本的に撮影は辞めた方がいいですね。
空港で記念撮影をしていると、身柄を拘束される可能性があります」
観光施設であっても、注意を要することがある。
「天安門広場は、今は観光施設になっていて撮影しても問題ありま
せんが、たまたまでもパトカーや制服の警官が写り込んでいるとア
ウトです。中国は、警察関連の情報については非常にナーバスです
ので、公安の詰め所に連行され、カメラやスマホの映像は削除され
ます。場合によっては、パソコンやUSBが没収されることもありま
す」
そして、もっと厄介なのが"お金の問題"である。
「国内外には、偽の人民元が大量に出回っています。人民元は、日
本円やユーロなどと比べると、精巧な印刷技術が使われていないの
で偽造しやすいのです。人口の多い都市には、偽造グループが沢山
います」
通信を傍受される
中国で買い物をして、100元札(約1900円)を出してお釣りをも
らうと、偽札が入っていることがある。
「中には、店で100元札を出すと、偽100元札とすり替えられ、『こ
れ偽札じゃないか』と言われることも珍しくありません。偽札と知
らずに使ってしまうと、偽札所持及び使用で逮捕されてしまいます」
銀行のATMも安心できないという。
「まさかと思うでしょうが、中国のATMから偽札が出てくることも
あります。中国のATMは、偽札が入金されても偽札と判別できない
ので、そのまま機械に取り込んでしまうのです。そのため現金を引
き出すと、偽札が出てくる場合があるのです。偽札を持ってしまっ
た場合は、公安警察に届けることになっています」
中国では、これだけは絶対やってはいけないことがある。
「電話、Eメール、SNSは、中国当局が傍受しています。AIを使って、
ある特定の単語が複数回使われると自動的に傍受される仕組みにな
っているのです。中国語だけでなく、日本語も傍受します。中国に
赴任する日本のビジネスマンには、電話やメールなどで、習近平の
悪口は絶対言わないこと。反中国的な発言も駄目だとアドバイスし
ています」
実際、勝丸氏は、中国にいる日本人とZoomを使ってセミナーを行っ
た際、傍受されていると感じたことがあった。
「セミナーで、テロという言葉を使ったり、習近平を批判したりす
ると傍受されて身柄を拘束される恐れがあることを説明していたら、
画像が乱れ、音声が途切れたりしたのです。セミナーを中断しまし
た。特許申請などに関する情報や企業の機密情報は、メールなどで
送信したりすることはやめた方がいいでしょう」
勝丸円覚
1990年代半ばに警視庁に入庁。2000年代初めに公安に配属されてか
ら公安・外事畑を歩む。数年間外国の日本大使館にも勤務した経験
を持ち数年前に退職。
現在はセキュリティコンサルタントとして国内外で活躍中。「元公
安警察 勝丸事務所のHP」https://katsumaru-office.tokyo/