[14615] 題名:中国が弱気になる背景には、国際的な立場の変化がある。
名前:霞ヶ関リークス
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投稿日:
2025/12/14(日) 19:48
172.111.220.68 (172.111.220.68)
・中国は胡錦濤政権期まで、鄧小平氏の改革開放路線を継承し、国際社会との
協調姿勢を維持してきた。日米など先進国の技術・資本を取り込みつつ成長
し、2008年北京五輪を契機に大国として台頭。2010年にはGDPで日本を上回
り、米中“G2”体制も意識されるようになった。
・しかし、2012年に誕生した習近平政権は、力を隠して蓄える「韜光養晦(と
うこうようかい)」から、高圧的・攻撃的な「戦狼外交」へと転換。
実力を隠す必要はないとの姿勢を強め、2014~2015年頃には
世界各国が中国から距離を置き始める。
・この傾向はウイグルにおけるエスニック・クレンジング(民族浄化)によっ
て決定的となり、南シナ海での既成事実化と相まって、中国は「扱いにくく、
恐れられる国」として国際的孤立を深めた。
・一方で、中国はグローバルサプライチェーンに深く組み込まれており、中国
抜きでは世界経済が機能しにくい状況があったため、各国でデカップリング
への意識が高まった。
・第1次トランプ政権の米中貿易戦争によって脱中国の動きが加速。先進国を
はじめ反中諸国は、新たな供給網や安全保障体制を構築していく。
・現在の中国はロシア、北朝鮮、さらには反米姿勢をもつアフリカの独立国な
ど、いわゆるグローバルサウス諸国とチームを組む。だが、中国自身の深刻
な経済難もあり、資本を期待していた国々が距離を置き始め、孤立が一層進
展する状況にある。