[14490] 題名:習近平がトランプ氏に電話した本当の理由
名前:霞ヶ関リークス
◇rIECRVffCA
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投稿日:
2025/11/28(金) 22:42
172.111.220.68 (172.111.220.68)
日中関係が続く中、
習近平が24日にトランプ氏に対し電話をかけました。
この動きは“異端”と言われていますが
なぜ習近平はこのような行動に出たのでしょうか?
習近平がトランプ氏に
「高市氏を抑えてくれ!」と要請?
この電話首脳会談について、こんな情報があります。
米紙「ニューヨーク・タイムズ」は、
習のほうからトランプ氏に電話をかけるという
動きに出たこと自体が「異例」だと指摘。
そのうえで、この電話会談には
「トランプ氏を中国の側に近づけ、
米国に日本を抑えてもらおうとする」
狙いがあったのは明らかだと報じている。
『COURRIER JAPON』11月25日付。
ーーー
「ニューヨーク・タイムズ」」によると、
習近平がトランプ氏に電話したのは、
「トランプ氏に日本(=高市氏)を抑えてもらう狙い」
があったそうです。
この会談については『ロイター』11月25日付が、
さらに詳しく報じています。
中国国営の新華社通信によると、
習氏は電話会談でトランプ氏に対し
「中国と米国はかつて肩を並べ
ファシズムや軍国主義と戦った。
今、第2次世界大戦の成果を守るために連携すべきだ」
と伝えた 。
台湾の「中国への復帰」が
戦後国際秩序の重要な構成部分という
中国の立場を明確にした。
ーーー
この中国と米国はかつて
肩を並べファシズムや軍国主義と戦った。
今、第2次世界大戦の成果を守るために連携すべきだ。
中国の要求は、しばしば異常なので、
情報戦で勝つことは難しい。
「自虐史観」「東京裁判史観」を作ったのはアメリカなので、
アメリカは「自己否定できない」。
それで習近平は、中国とアメリカは、
一緒にファシズム、軍国主義(=日本)と戦った。
高市政権は軍国主義日本を復活させようとしているから、
また中米共に軍国主義国家日本と戦おう!と。
高市氏の発言を、歴史問題化して、
アメリカを巻き込む作戦なのです。
これは、毎度のことです。
2012年11月の
反日統一共同戦線戦略も同じでした。
そして、トランプ氏は、習近平との電話会談後、
こんなリアクションをしました。
トランプ氏は習氏との会談後、自身の交流サイトに
「われわれと中国との関係は極めて強固だ!」
と書き込んだ。
ウクライナ紛争や合成麻薬フェンタニル、
大豆やその他の農産品などについて話したとする一方、
台湾には言及しなかった。
トランプ氏、「われわれ(アメリカ)と
中国の関係は極めて強固だ!」そうです。
台湾問題には言及せず。
そして、翌11月25日、トランプ氏は高市氏に電話しました。
『ロイター』11月25日付。
高市早苗首相は25日午前、
トランプ氏米大統領と電話で会談した。
日中関係が悪化して以降、
駐日米大使などは日本側に立つ発言をしてきたが、
トランプ氏自身が関与することはこれまでなかった。
中国の習近平国家主席が
トランプ氏と電話で首脳会談した翌日の動きで、
高市氏は「トランプ氏からは私とは極めて親しい友人であり、
いつでも電話をしてきてほしいという話があった」
と緊密さをアピールした。
会談後に記者団の取材に応じた高市氏によると、
電話会談はトランプ氏から申し出があった。
日米同盟の強化やインド太平洋地域が直面する
情勢や諸課題について幅広く意見交換し、
トランプ氏からは日本時間24日夜に実施した。
習氏との電話会談を含め、
最近の米中関係について説明があったという。
高市氏は
「日米間の緊密な連携を確認できた」と語った。
トランプ氏が、
「習近平と一緒に高市軍国主義と戦おう!」
となったとは全然思いません。
トランプ氏は、親友安倍さんの
愛弟子高市氏が大好きだろうと思います。
しかし、トランプ氏には、
高市氏を守れない、習近平と
「台湾問題」を話せない理由があるのです。
それが、レアアース問題です。
トランプ氏は4月、「中国に145%の関税をかける!」
と宣言しました。
ところが同じトランプ氏が5月、
「対中関税を115%引き下げる!」と宣言した。
何が起こったのか?
トランプ氏が「中国に145%の関税をかける!」と宣言したのを受けて、
中国は同月レアアースの輸出規制を発表しまた。
それで、困ったトランプ氏は5月、「対中関税を115%下げる!」
と宣言せざるを得なくなった。
習近平・中国は、アメリカのアキレス腱はレアアースだ!
レアアース輸出規制をすると、トランプ氏は、何もできなくなる
ことを悟ってしまった。
それからトランプ氏は、
台湾問題で中国に厳しくでることができなくなったのです。
現在の米中関係は、
中国 > アメリカ であることを、
日本政府も日本国民も理解する必要があります。
▼高市・日本は、どう動くべきか?
・米中関係は現在、
レアアース生産を独占している中国の方が上である
・それでトランプ氏は、
「台湾問題」で中国に強くでることができない
この二つを理解していることが重要。
そのうえで、日本はどうするのか?
自主保守や左翼の人たちは、
「アメリカは日本の梯子を外す可能性がある」
と大昔からいっていました。
私は、左翼では全然ありませんが、
現時点で「アメリカが日本の梯子を外す可能性がある」のは、
「そのとおり」だと思います。
トランプ氏は、ウクライナ支援を止めました。
そして、欧州に丸投げした。
ウクライナを見捨てたトランプ氏が、
台湾を救わなければならない理由は?
トランプ氏は、
「アメリカ・ファースト」「お金儲けファースト」
「単独行動主義」です。
彼は、「地政学」も「戦略」も
「リアリズム」も学んだことがない人です。
自国のお金儲けのために、ひたすら前進していく。
そんなトランプ氏が、台湾を守る必然性はなんでしょう?
「何もない」というのが正直なところでしょう。
こういう状況の中、日本は、どう動くべきなのか?
やるべきことは三つです。
一つ目、「内的バランシング」(軍備増強)。
トランプ氏は日本に、
「防衛費をGDP比3.5%まで引き上げろ!」
と要求しています。
高市氏は、
まず「責任ある積極財政」で経済を立て直し、
経済成長に比例して軍備を増強していくべきです。
外圧をかけるのはトランプ氏ですが、
強くなるのは日本です。
二つ目、「外的バランシング」(同盟強化)。
日本は、アメリカ、欧州、インド、オーストラリア、
韓国、東南アジア等との関係を強化していくべきです。
アメリカは頼りないですが、
米中が結託して日本を叩くことがないよう、
良好な関係を保つ必要がある。
そして台湾問題は、
主に欧州と協力して情報戦で戦うべきでしょう。
欧州は今、
「中国がロシア支援をつづけているせいで、
ウクライナ戦争が終わらない」と憤っています。
日本は、同盟関係を強化しつづけることで、
「中国が台湾に侵攻しずらい状況」を
作り出す必要があります。
私たちの目的は、
「中国の台湾侵攻、尖閣侵攻を起こさせないこと」です。
そして三つ目。
「内的バランシング」(軍備増強)、
「外的バランシング」(同盟強化)をしながら、
中国と良好な関係を築いていく。
中国に関しては、鳩山ー小沢一郎が2009年にした
「属国宣言」「屈服宣言」をしても、
良好な関係は築けません。
日米、日欧、日印、日豪、
日韓、日東南アジア関係が良好であってこそ、
中国と対等な関係を築けるのです。
高市氏は、発言を撤回する必要はありません。
しかし、報復制裁などはする必要はないでしょう。
私たち日本国民は、日中関係悪化におろおろすることなく、
高市氏のおかげでオーバーツーリズム問題が一瞬で解決された。
中国からの留学生が来なくても、私たちは困らない。
パンダがいなくなっても、実質誰も困らない。
水産物の規制は、そもそも2023年から行われていたので、
実質困らない。と達観して、穏やかな気持ちでいきましょう。
ただ、高市氏には、世界で起こっていることの
「大局」を知ってもらいたい。
「レアアースを握られているトランプ氏・アメリカは、
中国とケンカできない」と。
「だから、日本と中国の対立が激化すると、
梯子を外される可能性があります」と。
この二つさえわかっていれば、冷静に対応できるでしょう。
何が起こっているか正確に理解している人には、
対処する方法もわかるものです。