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[14381]

題名:BRICS共通通貨は実現するのか

名前:霞ヶ関リークス

◇F0RzX/K5nI
MAIL 投稿日: 2025/11/17(月) 18:54 2a02:6ea0:3f09:1001:9df8:9b26:df55:23f4(IPv6:) (2a02:6ea0:3f09:1001:9df8:9b26:df55:23f4)


共通通貨の話は、2023年も出ており、BRICSの団結は非常に名目的なものであって、
腹の中ではどの国も違うことを考えている、つまり団結力は極めて弱いと考えられており、
BRICS共通通貨は不可能です。

2023年8月に南アフリカのヨハネスブルグでBRICS首脳会議が行なわれたとき、
「BRICS共通通貨を発行する」という噂があったのですが、「まず出ないよ。
言っても『研究します』くらいだろう」と言っていたら、研究しますという話
も出ません。

ですから、BRlCS共通通貨が出てきて、それがドルに取って代わるというシナ
リオはあり得ません。

BRICSの中身を見ると、今のところ中国とロシアが反米路線なのは間違いあり
ません。アメリカと対立軸なのは確かでしょう。

この二カ国の団結は当面揺らがないでしょうが、他の国の状況はそれぞれ異な
ります。ブラジルは、ルーラ・ダ・シルヴァ大統領の左翼政権で、現在は確か
に反米に傾いていますが、これは大統領が変われば、すぐにひっくり返ります。

前の政権は親トランプ派でしたから、どう変わるかまったくわかりません。イ
ンドは親米でしょう。アメリカと組んで成長していこうという姿勢は、今後も
揺らがないところです。実は第三世界では、中国とインドはライバル関係にあ
ります。

国境紛争もしていますから、仲は悪いですよね。

中国は、ここ20年、30年くらいは黄金時代で、急速な経済成長を達成したわけ
ですが、今はダメになってしまいました。しかも、今までの改革開放経済とは
真逆の鎖国経済に舵を切っています。ですから、今後の中国は、経済的には貧
しくなっていき、世界経済から徐々に切り離されていくでしょう。

インドは真逆で、これからの30年くらいで一番伸びしろがあり、人口も14億人
を超え、中国を抜いて世界一になりました。インドは、宗教問題など、さま
ざまな問題を抱えていますが、中国のような共産党の独裁といった問題があり
ません。

アメリカとも仲良くしていくので、BRICSの中でも、インドは一番伸びていき
ます。そのようなインドは、腹の中では中国やロシアとはまったく違うことを
考えているわけです。

中国とはライバル関係であり、お互いに損をするので戦争はしたくありません。
その一方で、インドは西側の経済とも大いに仲良くやっていきたいと思ってい
ます。

最後の南アフリカは、非常に小さな国です。経済規模も小さいですが、南アメ
リカもアメリカやヨーロッパ、日本といった先進国とは仲良くやっていきたい
と思っているので、別に無理に対立する必要はないというスタンスです。

そう考えると、BRICSの共通基盤といったものは、ほとんどないわけで、BRICS
共通通貨はまず出ません。

例えば、共通通貨ではなく、BRICS国間で貿易するときだけ使うような、限定
的な国際通貨が発行される可能性はあるでしょう。

それぞれの国には、中国の人民元、ロシアのルーブルなどの通貨があるわけで、
お互いに貿易するときだけは、なるべくドルを排除して、そういった通貨でや
ろうという考え方もあり得ます。

しかし特に中国からすれば、「BRICS共通通貨というまどろっこしいものをつ
くらないで、俺たちは人民元を国際化したいんだ」と思っているからです。

中央アジアの小さな国は、少しずつ人民元エリアに吸収されつつあり、ロシア
との貿易も、「ルーブルと人民元でやる」と言っていますが、量的には人民元
のほうが大きいため、実際は人民元が主体になっています。

これは警戒しないといけませんが、それでも我々の生活とはまったく関係のな
い話です。

西側から分離した人たちの経済圏ができたとしても、我々の経済生活にはほと
んど関係ありません。

ですから、我々日本人やEUに住んでいる人、アメリカ人などの先進国に住んで
いる人からすると、ドルの力はまったく衰えていません。

世界経済の中で、例えばアフリカのどこかの国と中国が貿易するときは人民元
決済になるかもしれませんが、我々とは関係ないことです。

多少決済通貨としての人民元の量が増えていくことはあるかもしれないが、い
まだに世界で起債してお金を借りる場合、6割以上は米ドル建てです。

そして、世界の株式市場の時価総額の半分以上はアメリカ。ドルのカは圧倒的
です。アメリカに投資するということは、ドルで投資するということですから、
それは今後も変わらないでしょう。

特に日本人にとっては、人民元がどうなろうと、ルーブルがどうなろうと、生
活にはほとんど関係ありませんからね。

それは投資でも同じことが言えます。

BRICS通貨に関して、トランプ自身が2024年11月30日、決定的なメッセージを
自らのSNSで公表しました。

「米ドルに挑戦するBRlCS通貨を創設する国々には、100%の輸入関税を課し、
アメリカへの輸出を許さない」というのです。

これでBRICS通貨論は打ち止めです。





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