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題名：高市さんを支えるために、知っておくべきこと

高市さんが総裁選で勝利して、
株も爆上がりしていますね。
喜ばしいことです。

しかし、知っておかなければならないことがあります。

それは、高市さんには、
「敵が多く、味方が少ない」ということです。

まず、味方が少ない件。
高市さんを推していたのは、安倍さんです。

安倍さんは、亡くなりました。

安倍さんの死後、
安倍派が高市さんの後ろ盾になりました。

しかし、裏金問題で、安倍派議員の多くが、
2024年の衆議院選挙、
2025年参議院選挙で落選しました。

高市さん推しの旧安倍派は弱体化しています。

（今回は、党員の皆さんと、
麻生さんのおかげで勝利できましたが。）

次に敵について。

高市さんは積極財政派なので、当然財務省が敵です。

小泉さんの選対本部長は、
大蔵省（現財務省）出身の財務大臣加藤さんでした。

小林鷹之さんは、
「保守」といいますが、元財務官僚です。

林さんは、「大増税派」の
「石破路線を継承する」と宣言していました。

財務省は、コントロールできる候補を３人立てて負けた。

大いに悔しがっていることでしょう。

次に、総理経験者の菅さん、岸田さん、石破さんは、
決選投票で小泉さんを推した。

岸田さん、石破さんは「増税派」。

それと、岸田さんは、
前回の総裁選で高市さんが
「総理になっても靖国参拝する」といった件で、

「右過ぎる！高市は絶対ダメだ！」といい、
石破さんを支持した経緯があります。

そして、公明党は、
「靖国に参拝するなら連立を離脱する」と脅しています。

少数与党の総裁である高市さんは、
どうやって政権を安定させようとするのか？

これは、「センターより」になるしか方法がないのです。

たとえば、「靖国参拝を明言しない」とか。

高市さん支持の皆さんに、
高市政権は「敵が多く」「味方が少ない」

【　脆弱な政権　】
なのだということを知っておいて欲しい。

そのうえで、
高市さんが「センターより」になることに、
寛容であることをお願いしたい。

考えてみると、安倍さんも、
8年間の在任期間中、靖国に参拝したのは
2013年の1回だけでした。

それでも、安倍さんは、
日欧米豪印などの対中共通大戦略
『自由で開かれたインド太平洋』を提唱し、
世界で「偉大な戦略家」と評価されています。

安倍さんは、
アメリカ、ロシア、韓国と良好な関係を築くことで、
中国が動けない状況をつくりました。

安倍さんも、当初よりは
だいぶセンターよりになりましたが、
日本の地位を大いに向上させたのです。

ですから、
政権基盤がぜい弱な高市さんがセンターよりなるのは、
「仕方ない」と思いましょう。

それでも、大増税派の
岸田さん、石破さんとその後継者よりは、
全然マシなのですから。