[13872] 題名:魔は仏には絶対勝てない!!
名前:FT
◇S3OiZExQd2
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投稿日:
2025/09/20(土) 06:41
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問うて云く上の義のごとくならば華厳・法相・三論・真言・浄土等の祖師はみな謗法に堕すべきか、華厳宗には華厳経は法華経には雲泥超過せり法相三論もてかくのごとし、真言宗には日本国に二の流あり東寺の真言は法華経は華厳経にをとれり何に況や大日経にをいてをや、天台の真言には大日経と法華経とは理は斉等なり印真言等は超過せりと云云、此等は皆悪道に堕つべしや、答えて云く宗をたて経経の勝劣を判ずるに二の義あり、一は似破二は能破なり一に似破とは他の義は吉とをもえども此をはすかの正義を分明にあらはさんがためか、二に能破とは実に他人の義の勝れたるをば弁えずして迷うて我が義すぐれたりと・をもひて心中よりこれを破するをば能破という・されば彼の宗宗の祖師に似破・能破の二の義あるべし、心中には法華経は諸経に勝れたりと思えども且く違して法華経の義を顕さんと・をもひて・これをはする事あり、提婆達多・阿闍世王・諸の外道が仏のかたきとなりて仏徳を顕し後には仏に帰せしがごとし、又実の凡夫が仏のかたきとなりて悪道に堕つる事これ多し、されば諸宗の祖師の中に回心の筆をかかずば謗法の者・悪道に堕ちたりとしるべし、三論の嘉祥・華厳の澄観・法相の慈恩・東寺の弘法等は回心の筆これあるか、よくよく尋ねならうべし。 問うて云くまことに今度生死をはなれんと・をもはんに・なにものをか・いとひなにものをか願うべきや、答う諸の経文には女人等をいとうべしと・みへたれども雙林・最後の涅槃経に云く「菩薩是の身に無量の過患具足充満すと見ると雖も涅槃経を受持せんと欲するを為ての故に猶好く将護して乏少ならしめず、菩薩悪象等に於ては心に恐怖すること無れ悪知識に於ては怖畏の心を生ぜよ、何を以ての故に是れ悪象等は唯能く身を壊りて心を壊る事能わず、悪知識は二倶に壊るが故に、悪象の若きは唯一身を壊る悪知識は無量の身無量の善心を壊る、悪象の為に殺されては三趣に至らず悪友の為に殺されては三趣に至る」等と云云此の経文の心は後世を願はん人は一切の悪縁を恐るべし一切の悪縁よりは悪知識を・をそるべしとみえたり。 されば大荘厳仏の末の四の比丘は自ら悪法を行じて十方の大阿鼻地獄を経るのみならず、六百四万億人の檀那等をも十方の地獄に堕しぬ、鴦崛摩羅は摩尼跋陀が教に随つて九百九十九人の指をきり結句・母・並に仏をがいせんとぎす、善星比丘は仏の御子・十二部経を受持し四禅定をえ欲界の結を断じたりしかども苦得外道の法を習うて生身に阿鼻地獄に堕ちぬ、提婆が六万蔵・八万蔵を暗じたりしかども外道の五法を行じて現に無間に堕ちにき、阿闍世王の父を殺し母を害せんと擬せし大象を放つて仏をうしない・たてまつらんとせしも悪師提婆が教なり、倶伽利比丘が舎利弗・目連をそしりて生身に阿鼻に堕せし、大族王の五竺の仏法僧をほろぼせし、大族王の舎弟は加溼弥羅国の王となりて健駄羅国の率都婆・寺塔・一千六百所をうしなひし、金耳国王の仏法をほろぼせし、波瑠璃王の九千九十万人の人をころして血ながれて池をなせし、設賞迦王の仏法を滅し菩提樹をきり根をほりし、後周の宇文王の四千六百余所の寺院を失ひ二十六万六百余の僧尼を還俗せしめし、此等は皆悪師を信じ悪鬼其の身に入りし故なり。