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[13325]

題名:憲法と心中するな  マッカーサーの理想と国際社会の現実

名前:霞ヶ関リークス

◇F0RzX/K5nI
MAIL 投稿日: 2025/07/03(木) 22:30 2a01:aa:100:2000:c73b:37f9:37b6:930d(IPv6:) (2a01:aa:100:2000:c73b:37f9:37b6:930d)


そもそも憲法とは何に? と問われたときに、日本語では「国の形」というの
が一番あっている。

国の形は時代に応じて変わっていきますので、それに合わせて憲法も変えてい
かなければいけないのですが、残念ながら日本では80年もの間、全く変わって
いません。

本来、憲法というのは国民のためにあるのであって、憲法のために国民がある
わけではないです。

しかし、残念ながら今の日本は、憲法のために国民があり、憲法とともに国民
は心中するかのような状態になっているのが現状です。

遡って考えると、この憲法というもの自体が、戦時国際法違反なんです。

占領中に国の基本となる憲法をいじるというのは、明確に戦時国際法違反です
が、アメリカは、まさに占領中の1946年にこれをやっています。

連合国軍総司令官ダグラス・マッカーサーのマッカーサー・ノートというもの
がありますが、その根底には2度と日本が立ち上がれないように、2度とアメリ
カに歯向かわないようにということが明確に記されている。

その意向のままに作られたのが憲法なのです。
1946年と言ったら、まだ戦争が終わったばっかりで冷戦も起こっていません。

朝鮮戦争は1950年ですから、冷戦らしいものは出てきているけれども、まだ目
立った冷戦というのはありませんでした。

ようやく戦いが終わって平和な時期が来たというところでした。

だからマッカーサーもその4年先が読めなかった、要は朝鮮戦争が起こって冷
戦が激化してくるということが読めなかったんですね。

つまり、その後の冷戦あるいは朝鮮戦争というのも読めなかったがゆえに、日
本の非武装化ということが明確になっているのです。

要は日本に大ポテンシャルで戦力も持たせない、交戦権も持たせないというこ
とですから、それでもってマッカーサーの理想の国ができると思っていた節は
ありますよね。

その根底には2度とアメリカに歯向かわない従順な日本を作るということだっ
たのでしょう。

それであったがゆえに、憲法国会で吉田茂首相に真っ向から反対したのは、あ
の共産党の野坂参三です。

吉田首相はその当時「正当防衛あるいは自衛権の行使すらも認めない、自衛権
の行使そのものが戦争を選んだということがあると、しばしば、そういう歴史
があるのだから戦争も全自衛権の行使も認めないのであります」と言っている
のです。

それに対して野坂三蔵は「自衛の戦争は認めるべきである」とちゃんと言って
いるのです。「全ての戦争が悪いわけではない、自衛の戦争は正義である」と
いうことを言っているのです。

今では、自民党と共産党がまった<逆になっていますね。

そんな中でできたのが、今の日本国憲法の9条です。
しかし、4年も経たないうちに朝鮮戦争が起きてしまいます。

これはまずい、自分を守るだけの戦力と治安を維持できるような軍隊が日本に
も必要だということで、マッカーサーは掌を返すように1950年の元旦の訓示で
「その憲法は自らの国を守ることまで否定したものではない」という言葉を言
っているわけです。

お前が言うのかという話ですがね。

冷戦というものが起きてきた情勢に従って、当時1950年の元旦ですからまだ朝
鮮戦争も起こっていないのですが、日本に作った憲法ではダメだった、冷戦が
激化してきてますます失敗だなと後悔したということです。

マッカーサーは「戦争を放棄するという理想は、理想として実現可能だけど、
実際に実現させるには、まだまだ時間が必要だ」ということを言っています。

そして、日本はこの状況に応じて、マッカーサーから7万5000人の実力部隊を
作るように言われて、180度の解釈改憲をやって警察予備隊を持つわけです。
それこそアクロバティックな解釈改憲をやっているのです。今の歪みは、ここ
から来ているのです。

だから、「自衛のための最小限の軍備について、この憲法は否定していない」
というのが今の解釈でもあるが、それは、当時のの吉田首相が、日本が警察予
備隊を持つために行なった政府の答弁が元になっているからです。

だから「必要最小限の~」という文言があらゆるところ出てきます。






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