[13170] 題名:昭恵夫人に接近…プーチンの真意とは?
名前:霞ヶ関リークス
◇5WBnmh.AZo
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投稿日:
2025/06/07(土) 23:25
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プーチンは5月29日、モスクワで、
安倍元首相の奥さん安倍昭恵さんと面会しました。
プーチン氏のコメントに、
昭恵氏が涙する場面もあったようですが
この面会にはどのような意図があったのか?
★安倍昭恵さんを利用するプーチンの意図
1月に大統領に就任したトランプは、
「24時間でウクライナ戦争を
終わらせることができる!」と豪語していました。
その方法は、
1. ウクライナ支援を停止する
2. ゼレンスキーはアメリカのいうことを聞かざるを得なくなる
3. トランプは、プーチンの要求をゼレンスキーに強要する
4. めでたく停戦成立!
こういう算段だったのです。
ところが、戦場で優勢なプーチン・ロシアは、
本音では戦争を終わらせたくない。
そこで、「新たな要求」を出してきました。
プーチン曰く、「危機の根本的原因を取り除く必要がある」。
具体的には、
○ネオナチ・ゼレンスキーは辞めなければならない
○ネオナチ国家ウクライナは、武装解除しなければならない
○アメリカだけなく欧州も、ウクライナ支援を停止しなければならない
要するに、「ウクライナが完全に丸腰になったら停戦してやる」と。
停戦期間が終わったら、武装解除したウクライナ全土を、
容易に制圧することができるでしょう。
トランプも、アメリカ共和党の議員も、
「戦争継続を望んでいるのは、ゼレンスキーではなく、プーチンなのだ」
ということを理解しはじめました。
民主党だけでなく、共和党議員も、GDP30兆ドルを誇るアメリカ大統領が、
GDP2兆ドルロシアの独裁者の「ポチ」でいることに憤りを感じはじめた。
それで、「トランプがプーチンのポチであるなら、俺たちが対ロ制裁を科してやる!」
と独自の制裁を準備しはじめたのです。
『産経新聞』5月28日。
『米が超党派で対ロシア制裁法案
原油・ガス購入国に500%関税
上院、トランプ氏に圧力』
〈米上院(定数100)の超党派の議員は28日までに、
ロシアに追加制裁を科す法案を提出した。
ロシアから原油や天然ガスなどを購入する国に対し、
米国への輸出品に500%の関税を科す内容。
ロシアとの対話を重視して
対露追加制裁に消極的なトランプ大統領に
圧力をかける狙いがある。〉
ーーー
トランプは現状、
「まだプーチンのポチ状態」といえるでしょう。
それで、アメリカ上院議員の中には、
「トランプは、ロシアの工作員だ!」と断言する人も出てきました。
@以下の動画 17分54秒からごらんください。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=cjWwd16pEzs&t=1074s
民主党だけでなく共和党も、「なんか変だぞ!」と思い始めている。
つまり、トランプも、プーチンを守るのが難しい状況になっている。
これが、現在の「大局」です。
こういう背景を理解した後で、「プーチンが安倍昭恵さんと会った」ことを知れば、
その意図が見えてくるでしょう。
▼プーチンが安倍昭恵さんに会った意図
『朝日新聞』5月30日付。『プーチン氏、昭恵氏と面会
安倍氏を「忘れぬ」 対日関係改善模索か』
〈ロシアのプーチン大統領は29日、モスクワで安倍晋三元首相の妻、昭恵氏と面会した。
大統領府が発表した。
プーチン氏は「彼(晋三氏)に深く感謝している。
ロシアと日本の協力発展に対する
彼の貢献を忘れることはない」と強調した。
プーチン氏は首相在任中の安倍氏と
27回にわたって首脳会談を重ねた。
29日の面会は一部が国営テレビで放映され、
プーチン氏は昭恵氏に花束を渡して歓迎。
昭恵氏がプーチン氏の言葉を聞きながら
涙を流す場面も見られた。〉
ーーー
実に感動的な場面です。
プーチンは、こんなことも言いました。
〈「彼(晋三氏)の夢は両国間の平和条約であり、
彼は誠実に取り組んでいた。私たちはこの道で真剣に前進してきた」〉
ーー
まさに安倍総理は、「私の代で北方領土問題を解決し、
ロシアと平和条約を締結する!」と決意され、誠実に取り組んできました。
これは、プーチンの言う通りです。
しかし、私たち日本国民が忘れてはならないのは、
「プーチンは、北方領土問題解決に、
【 誠実に取り組んでこなかった 】」ということです。
プーチンは、「領土問題解決には、まず信頼醸成が不可欠だ!」といいました。
安倍総理は、「要するに金と技術をくれということだな」と、正しく理解した。
それで、2016年、プーチンロシアに「8項目の協力プラン」を提示しました。
「8項目の協力プラン」とは具体的に
(1)健康寿命の伸長
(2)快適清潔で住みやすく,活動しやすい都市作り
(3)中小企業交流協力の抜本的拡大
(4)エネルギー
(5)ロシアの産業多様化生産性向上
(6)極東の産業振興輸出基地化
(7)先端技術協力
(8)人的交流の抜本的拡大。
のことです。
さらに安倍総理は、2018年、大きな大きな譲歩を行いました。
「4島一括返還」要求を取り下げ、「2島返還」にシフトしたのです。
「2島返還」は、1956年の「日ソ共同宣言」に記された内容であり、
「法的根拠」がある。
安倍総理は、「これで、2島は戻ってくる!」と確信されたのでしょう。
日本は、大きな譲歩をした。
これに対してプーチンは、どう応じたのか?
『新潮社 フォーサイト』2019年3月29日。
〈 今年1月から本格化した日露平和条約交渉は、
ロシア側の強硬姿勢で早くも挫折しつつある。
ロシアのメディア『RBK』は3月12日、
クレムリンに近い筋の話として、
ロシア政府には日本に島を引き渡す計画はないと報じた。
ウラジーミルプーチン大統領も3月14日、財界人との非公開会議で、
平和条約交渉は失速したと述べ、まず日本が日米安保条約から離脱しなければならない
と強調したと報じられた。〉
ーーー
誠実に取り組まれた安倍総理は、大きな大きな譲歩をした。
それに対してプーチンの答えは、
「まず日本が日米安保条約から離脱しなければならない」でした。
皆さん、こういう経緯があったこと覚えておられますか?
「プーチンさんは安倍総理が大好きだった!」
「彼は、安倍総理を忘れていない!誠実な人だ!」
「親日だ!」
「柔道の心を知っている!」
などと言えるはずはありません。
経緯を全部知っている私たちにとっては、プーチンは、
「日本から金と技術を、なんの見返りもなしで奪いたかった男」
に過ぎません。
そう、安倍総理は、誠実に日ロ関係の問題解決に取り組まれた。
プーチンは、島を返さず、金と技術をもらいたかった。
これは、明らかです。
○日本は、「天安門事件後の教訓」を忘れるな
率直にいって、日本ほど騙されやすい国はありません。
「平和ボケ」とバカにされるゆえんです。
今回の件で思い出されるのは、「天安門事件後」のことです。
1989年、中国共産党は、天安門で学生たちを大虐殺しました。
それで、欧米日が制裁を科し、中国の発展は止まるかに見えたのです。
プーチンと同じように狡猾な中国共産党は、「どうしようか」と検討しました。
そして、世界一お人好しな日本を「突破口」に選んだのです。
具体的には、何をしたのか?
日本政府に、天皇陛下の訪中を、繰り返し繰り返し要請したのです。
1992年10月、天皇陛下は訪中され、大歓迎を受けました。
これを見ていた欧米は、「狡猾な日本が、巨大な中国市場を独占するつもりだ!」
と焦ります。
そして、制裁を解除し、中国は苦境を脱することができたのです。
日本は、結果的に中国を救った恩人になりました。
問題は、この後です。
危機を脱した江沢民は、
欧米は、天安門事件を起こした中国を憎んでいる。
この憎しみを日本に向けさせようと工作を開始しました。
中国国内では、「反日教育」が行われるようになり、
欧米を中心に、「南京大虐殺問題」「従軍慰安婦問題」
を盛り上げていったのです。
つまり、中国は、天安門事件後の苦境を救った日本の
「恩」を「仇」で返したのです。
これは、中国の話ですが、
プーチンの思考も江沢民や習近平と変わりません。
さすがに天皇陛下を招待はできませんが、
安倍昭恵さんを招くことはできます。
○プーチンが安倍昭恵さんと会った目的
これは、「トランプ工作」がヤバくなってきたので、
今度は「日本工作を活発化させていく」ということでしょう。
プーチンは、戦争を継続したまま、
日本に【 対ロシア制裁を解除させたい 】のです。
すると制裁網に穴が開き、ロシア包囲網は崩れます。
プーチンの安倍昭恵さんとの会談には、こういう意図があることを知り、
だまされないでおきましょう。