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題名：先生指導（抜粋）です。

徹して一人を大切に――最高の楽しき和合の世界をつくる。　仏法の根本精神も、ここにある。

一人一人の幸福こそが、　広宣流布の「目的」だからである。

一人一人が　強くなる。　賢くなる。　それでこそ、　二倍、三倍、十倍の　力を発揮していけるのである。

御書に

「外道・悪人は如来の正法を破りがたし

　仏弟子等・必ず仏法を破るべし　師子身中の虫の師子を食」と仰せのとおり、

戸田先生は、「敵は内部だよ」と厳しく言われた。

その言葉のとおり、　私利私欲におぼれた　不知恩の反逆者が出た。

以前も申し上げたが、組織は「上」から腐る。

上の幹部が要領を使い、威張ってばかりいたら、全体が腐ってしまう。人材も育たない。

本物の弟子がいなければ、その団体は滅びる。

根幹の「師弟」の精神をないがしろにして、いくら勢力を増しても、結局は崩れていく。

広宣流布という大目的に向かって、師弟の呼吸を合致させていけば、必ず事は成就する。

反対に、呼吸が合わなければ、何事も成し遂げることはできない。広布の戦いは勝てない。

これが大聖人の御確信である。

仕事や家事で忙しい時もある。それでもなお、やりくりして、時間をつくって会っていく。

それが慈悲である。仏の振る舞いに通ずる。　これしか道はない。