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誰もが疑わない沖縄のシンボル、首里城。2026年の再建を目指す中、中国
では「自分たちの領土」だという発言もある。
琉球王が「中国万歳」
沖縄は日本ではないのか?
2019年10月31日未明、沖縄のシンボルとされる首里城が焼失した。
沖縄のシンボルとも言える首里城だが、県民、いや国民はマインドコントロー
ルされていた。それを象徴する行事がある。1月2日に首里城正殿前で行われ
ていた正月儀式「朝拝御規式」と11月3日の首里城祭(現首里城復興祭)であ
る。
この両イベントは、日本の歴史文化の中でも異質な印象を放っている。
首里城再建中の現在、「朝拝御規式」は1月1日~3日に、かつての儀式の様
子を映像で流しているが、第5代首里城が焼失する前は皇居宮殿の一般参賀に
対抗して、1月2日に首里城正殿前庭で中国皇帝遥拝の儀式が演出されていた。
この儀式では、琉球王に扮した役者が北京の方角へ向かって、「ワンワンワン
スーイ」(中国万歳)と発声すると、王の後に整列していた閣僚全員が一斉に
唱和する。
この様子を報道した、反日で有名な地元紙は「沖縄はやはり日本とは違う」と
いうインタビュアーの発言を拾い集めて引用した。
一方、首里城祭では琉球時代の冊封儀式が再現された。これは、王が中国皇帝
の使者、冊封使に世界で最も屈辱的な礼式とされる三跪九叩頭の礼(琉球王の
後に立つ中国役人の号令で3回ひれ伏し起立するのを繰り返し、ひれ伏すたび
に額を地面に打ち付ける)を行うのである。
こ時も解説のアナウンスは「中国最上級の儀礼」と嘯うそぶいていた。
このような演出は、沖縄県内の青少年の心理に影響を及ぼしている。
1997年の成人の日にNHK沖縄が新成人400人を対象に県民としてのア
イデンティティについてのアンケート調査をしたところ、自らを
「日本人」であると答えた者が34%だったのに対して、「沖縄人」と答えた者
はなんと59%を記録した。