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謗法を犯した者の末路についても、あらためて語っておきたい。
一般的にも、苦しみのあまり泣き、嘆き、叫び、喚いて、救いを求めるさまを「阿鼻叫喚」という。
本来、「阿鼻叫喚」の「阿鼻」とは「阿鼻地獄」を指し、「叫喚」とは「叫喚地極」を指す。
いずれも、仏典に説かれる「八大地獄」に含まれている。
「阿鼻」とは「無間」という意味で、間断なく苦しみを受けることを指す。
つまり、「阿鼻地獄」とは「無間地獄」のことである。
「阿鼻地獄」は、その苦しみを話に聞くだけでも、恐ろしさのあまり息絶えるほどだという。
それでは、この地獄に堕ちる者は、だれなのか。
大聖人は「不知恩の人なれば無間地獄に堕ち給うべし」(同895ページ)とも断じられている。
【全国最高幹部協議会】(2006・12・24)