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「 私は、一時、一流大学出の、いわゆる才知に たけた人を 重要な立場に登用してきた。
全部が失敗であった とはいえないが、近年の事件にみられた 裏切の姿は、
皆さま方が ご存じの通りである。
私としては、できうるかぎりの善意で 成長させようと 努力した人々であった。
しかし、彼らは、信心も忘れ、広宣流布の目的も忘れ、後輩への育成の愛情も忘れた。
そして、自分自身の才知を鼻にかけて、自分の名誉のため、自分の出世のため、名声のため、
自分の利益のためしか 考えなくなってしまった。
そういう人徳の無い、策や小才の人間が幹部になれば、人々が余りにもかわいそうである。
二度と、このようなことを 繰り返してはならない。」
「これまで、せっかく政治家に育てても、悪人になった人間もいる。
せっかく弁護士に育てても、学会を破壊する人間もいる。
皆、自分の醜い欲望のために、信心を利用して、名声を手に入れ、地位を手に入れて、
裏切ってきた。
大恩ある学会を裏切り、私を裏切り、民衆を裏切り、自分を裏切って、堕ちていった。
学会が、あまりにも純粋であり、偉大であるから、それを利用して、学会を乗っ取ろうとした。
そういう人間は 釈尊の時代にもいた。 日蓮大聖人の時も同じだった。」