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ガンジーいわく。
「虚偽は精神を蝕み、真理は滋養となる」
虚偽は精神を腐らせる。人間を不幸にする。
真理は精神を豊かにする。人間を幸福にする。
ゆえに、徹して、虚偽を打ち破り、真理を広めなければならない。
またガンジーは言う。
「人が生きた信仰を持つならば、あたかも薔薇が香りを放つように、
その芳香は広がっていく」
「生きた信仰」とは、観念でも、号令でもない。
行動である。実践である。その人の振る舞いが、信仰そのものなのである。
さらに、こうも言っている。
「私は、紙の上の団結のことを言っているのではない。
紙に協定を書き出したところで、団結が生まれるわけではない。
私が望む団結とは、心の団結であり、私は、いつも、それを祈っている。
そのような団結が打ち立てられれば、勝利を勝ち取る力を得るであろう」
どんなに立派な言葉を並べても、それだけでは団結は生まれない。
勝利はつかめない。心が一つになってこそ団結である。
異体同心が真の団結なのである。
ガンジーは「たとえ、その集まりの中に、純粋さを持つ人が、
たった一人しかいなかったとしても、その人物の純粋さは、
他の全員に影響を与えるのである」と語っている。
大事なのは、一人である。
一人が立ち上がれば、二人、二人と後に必ず続いていくものだ。