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報恩感謝に徹すれば、自ずから為すべき行動は定まる
真実の「師匠への報恩」の道は、悪を破折し、正義を拡大する以外にない。
反対に、悪を傍観し、放置しておくことは、師匠に対する忘恩であり、裏切りである。
「悪」を滅してこそ「善」が生ずる。
正義の言論で悪を一つ一つ退治していかねばならない。
広宣流布の正義の勢力を いちだんと拡大しながら、
断固として 勝ち進んでいくことである。
これこそが、弟子の「報恩の戦い」なのである。
「師匠の恩に報いる」という言葉を、
民主主義の現代から離れた古い価値観のように受け取る人もいるかもしれない。
しかし、「師弟の道」「報恩の道」こそ、時代を超えた、
人間の永遠の勝利の道であることを知っていただきたい。
自惚れ、貪欲、嫉妬――学会に恩を受けながら 裏切っていった者たちも、
ことごとく、こうであった。
ともあれ、大聖人は「報恩」の生き方を繰り返し教えておられる。
仏法とは、いわば″報恩の人間学″である。
ゆえに、忘恩、不知恩、背恩があれば、決して許してはならない。