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「金剛宝器戒」
『死の瞬間、それまで蓄えられきった生命の力によって、
「寂光の空」なる仏界へと「上昇」しきっていける。
素晴らしき三世にわたる常楽我浄の生命こそ、不壊の「金剛身」である。
この崩れざる絶対的幸福の“我”を築きあげるための「金剛宝器戒」であり、
日々の仏道修行なのである。
臨終の際の諸天善神の働きとは、
信心によって蓄えた我が生命力の“証(あかし)”ともいえる。
つまり「死」は一面からみれば、
人間が今世における一切の虚飾をはぎとられて 裸のままの「生命」
それ自体がもつ 真実の″力″で立ち向かわざるを得ない難関である。
「生」の期間には必ずしも表面化しない、
生命内奥の真実の姿が、その時、立ち現れる。』
難しい・・・・・。