[12477]
どのような「人間」が「仏」なのか。 どういう生き方が「仏」としての生き方なのか。
日蓮大聖人が教えられたのは、
「社会のなかで三障四魔と戦い、打ち勝っていく」人生である。
妙法のため、人間のために、広宣流布に生き抜く人生である。
正しき「法」にのっとって生きれば、 平等にだれもが「仏」になり、「幸福」になる。
妙法に生きる人が「仏」にならないはずがない。
「絶対の幸福」を築けないはずがないのである。
宇宙の森羅万象、ありとあらゆる事象が 「妙法」の現れである――。
ゆえに、その実相である「妙法」そのものを 唱え弘めゆく 凡夫こそ、
最極の法に生きる 尊貴な 仏なのであります。
大宇宙の普遍の法である 妙法蓮華経という仏の大生命は、万人の中に実在します。
このことに気づき、強い信心で、自らの生命を 開き顕していけるかどうか。
「仏」と「凡夫」の違いといっても、結局は、ただこの一点だけなのです。
戸田先生は言われました。
「成仏とは、仏になる、仏になろうとすることではない。
大聖人の凡夫即極、諸法実相のお言葉を、素直に信じ奉って、
この身このままが、永遠の昔より未来に向かって 仏であると覚悟することである」