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この信心をしない者は、
仏性がかすかにあるようにみえて ひとつも働かない、理即の凡夫です。
われわれは御本尊を拝んだのですから、名字即の位です。
名字即の位になりますと、もう、このなかに 赫々として 御本尊様が 光っているのです。
ただし、光り方は 信心の厚薄による。
ゆえに 信心強き人は、絶対に 行きづまらない。
何が起ころうと、すべてを功徳に変えていける。 幸福に変えていける。
もちろん長い人生には、さまざまなことがある。 悩み、苦しみがある。
しかし、それらを全部、自分自身の境涯を開く糧とできる。
その意味で、信仰者にとって、根底は、一切が功徳であり、幸福なのである。