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彼は学会本部へは戻らず、横浜の神奈川文化会館へ向かった。
世界につながる横浜の海から、
新しい世界広宣流布の戦いを、真の師弟の戦いを起こそうと、心に決めていたのである。
“いかなる立場になろうが、私は戦い続ける! いよいよわが本門の戦いが始まる!”
彼は、ここでも筆を執り、「共戦」と認めた。
そして、“弟子よ。われと共に起て!”と心で叫びながら、脇書に、こう記した。
「五十四年 五月三日夜
生涯にわたり われ広布を 不動の心にて 決意あり
真実の同志あるを 信じつつ 合掌」
古代ギリシャの大哲人プラトンは、こうつづっている。
「善き人だけが善き人だけと友になるので、
悪しき人は善き人とも悪しき人とも、決して真の友情を結ぶことはない」