[12200]

題名：牧口先生「悪の結託を放置すれば社会は悪化」

「他人との衝突を避け、悪を見て見ぬふりをする、事なかれ主義。

だれもが皆、この姿勢で、ずるがしこく、″上手に″立ち回るようになれば、社会はどうなるか。

悪人がどんどんはびこり、善人が迫害される社会になってしまう。

仏法者として、それを放置することはできない」

「悪人は何かしら弱みをもっており、孤立していては安心できない。

ゆえに、他人と共同し、とくに強者の保護のもとで、その身を守ろうとする、と。

また共通の敵に当たるために、たやすく結束をする」

「こうした悪の結託を打ち破るためには、

明確な形として、戦う善の力　を連帯させなければならない」

「しかし、悪人たちの結託に対して、

善良な人は、なかなか力を合わせることができない。

善人は悪人と違い、自分に弱みがないので、

わざわざ団結しようとしないというのである。」

池田先生、

「結託し、どんどん強くなる悪の力。孤立し、ますます弱くなる善の力。

それでは、社会はすさみ、暗くなる。険悪となっていく。

現代の日本そして世界も、先生の言葉の通りになってしまったといえないだろうか。」