[11995] 題名:先生指導(抜粋)です。
名前:末端信者
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投稿日:
2025/01/25(土) 20:40
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『 成仏とは、一人の胸中における生命の変革である。
すなわち、いつか本果の頂上に登る修行ではなく、常に、そして瞬間瞬間、
自身の胸中に法性を開くか、無明に支配されるかの戦い―絶えざる自身の生命錬磨が、
仏道修行の本質になります。無明の克服によってしか人生の勝利と完成はありません。
この無明の克服を知らずに 個人の人生の充実はあり得ません。
人間の根源悪である無明を打ち破り、確固たる自身を築き上げてこそ、
個人における「人生の根本目的」となるのであります。
現代文明は、人間を置き去りにしてしまい、
さまざまな面で行き詰まっているという指摘は 多くの識者に共通した認識です。
貪瞋癡という人間のもつ根源的迷いが 解決できない限り、経済至上主義、
人間性喪失の政治、国家間の対立、戦争、貧富の差の拡大、差別主義の横行など、
現代の諸問題を打開することはできない。
大聖人は本抄の結びに「努努不審をなすべからず」と仰せられています。
「一生成仏を確信せよ」との御本仏の呼びかけです。
強い「信」を貫いていかなければ、
凡夫はたちまちのうちに一生成仏という根本目的を忘れて、
無明の淵に沈みやすい面があることを戒められているのです。
しかし、それを今のわが人生で実現できるという一生成仏の教えほど、
難信難解の法門はないのです。 』