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題名：Re:「唱題」の深義 末端信者さんへ

貴方の師匠である池田会長は【 偽書講義 】が散見されます。
コロッと騙されているのです。

（『一生成仏抄』は真筆・古写本ともに存在しない点で一考が必要ですが、こ
こにはその論議をさておきます）

一生成仏抄は真跡を存しません。真筆のように扱われる根拠は何でしょうか。

さらに、もう一点、一生成仏抄は建長７年34歳の御作であるとされる書です。

聖人が曼荼羅を図示されるようになるのは文永9年以降51歳の御時からです。

実に17年もあとのことです。17年前の書が、何故、曼荼羅の説明になっている
というわけでしょうか。

「一生成仏」という用語は『一生成仏抄』にしかありません。

しかし、小林正博の「初見年代一覧」によると『一生成仏抄』の初見は1500年
頃の「日朝録外」であり、

聖人の著作であるとするには疑義が生じます。

聖人自身の成仏論は『開目抄』『観心本尊抄』で示されている「自然成仏」と
いう思想です。