[11466] 題名:「唱題」の深義
名前:末端信者
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投稿日:
2024/11/30(土) 16:46
101.2.152.20.user.e-catv.ne.jp (101.2.152.20)
先生指導(抜粋)です。
「夫れ無始の生死を留めて此の度決定して無上菩提を証せんと思はば
すべからく衆生本有の妙理を観ずべし、衆生本有の妙理とは・妙法蓮華経是なり
故に妙法蓮華経と唱へたてまつれば衆生本有の妙理を観ずるにてあるなり」
――無限の過去から繰り返されてきた生死の苦悩を留めて、
今この人生で間違いなく最高の悟りを得ようと思うならば、
必ず衆生に本来具わる妙理を、自身の生命の中に見ていくべきである。
衆生に本来具わる妙理とは妙法蓮華経のことである。
ゆえに、妙法蓮華経と唱えれば衆生に本来具わる妙理を
自身の生命の中に見ていることになるのである――。
日蓮大聖人の仏法では、特に人間として生を得た「今世の人生」において、
法華経の即身成仏を実現できることが明かされています。
現代文明は、まさに、人間の内面の心を忘れて、
「己心の外」に安楽、安逸を求めている文明と言わざるをえません。
貪瞋癡という人間のもつ根源的迷いが解決できない限り、
経済至上主義、人間性喪失の政治、国家間の対立、戦争、貧富の差の拡大、
差別主義の横行など、現代の諸問題を打開することはできない。
さらに言えば、真の生死観を確立しなければ、無明の根本的な克服は不可能です。
断見、常見を排した中道の生死観なくして、真の永遠の幸福は実現しません。
人間の変革のためには、無明の克服、
すなわち、人間自身の己心に永遠の尊厳性を再発見するしかありません。
人間に本来具わっている尊貴な魂を開発することが、人類の宿命転換に直結する。
その確信で、私たちは世界の善の連帯を築く闘争を開始しています。