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(発行=24.03.29)
チラシ配布が広布の最終段階?
広告文と遥拝勤行で学会員を救うとは笑止④
浅井は「秘術」と称し見当違いの御書を引用
顕正会は前会長の浅井昭衛が「広告文と遥拝勤行で広宣流布はできる。この大
道は大聖人様が教えて下さったもの、これこそ広布最終段階の戦いの姿である」
(顕正新聞 平成三十年七月五日付)と吹聴していた。
死んだ浅井の戯言を真に受けた浅井の残党が現在、「広告文と遥拝勤行で学会
員を救わん」とか「広告文と遥拝勤行で広宣流布は必ず成る」と息巻いている
が、笑止千万 ?
新聞広告のコピーと遥拝勤行で学会員を救うとは噴飯ものだが、これで広宣流
布するというのは愚の骨頂である。
浅井は「この大道は大聖人様が教えて下さった」等と述べていたが、日蓮大聖
人の御在世当時、新聞の広告文などはないし、こんな愚かな行動を大聖人は教
えてはおられない。
この広告文とは浅井昭衛の著書「基礎教学書 日蓮大聖人の仏法」の新聞広告
をカラーコピーしたものである。富士山の写真と「立正安国論」の御真蹟の写
真を掲載している。
このチラシを八千万部も刷ったらしい。あちこちの街角で通行人に無差別に手
渡し、或いは郵送している。こんなチラシを配布しても以前、「国家諌暁」と
騒いで粗末な小冊子を配布したのと同様、世間からは無視され、反感を買うだ
けである。
こんな愚行が「広宣流布最終段階の戦いの姿」で、「広宣流布が成る」「学会
員を救う」ことなど絶対に有り得ない。
このチラシを「大白法」や「慧妙」も揃って破折している。
特に「大白法」は、浅井が「広告のカラーコピーを読み『なんと不思議なこと
があるのか』と言って入信する人も多い」と語っていたのに対し「広告まで自
画自賛する」と嘲笑していた。
次に、浅井は遥拝勤行を「秘術であり、広布最終段階の信行の姿」と自慢して
いたが、大聖人は遥拝勤行など奨励されてはいない。
遥拝勤行の根拠として浅井は「千日尼御前御返事」の「御面を見てはなにかせ
ん。 心こそ大切に候へ」の御文を挙げているが、間違いだ。これは夫の阿仏
房を身延へ送り出した千日尼の志を称賛されているもので、遥拝勤行の意義を
示された御文ではない。「広告文と遥拝勤行に関する浅井の戯言は、地震や他
の予言と同様に〝外れ〟である。
地震の予言が外れた教祖が割腹自殺
昭和四十九年六月、「聖霊降りて大警告を発す 来る六月十八日午前八時 大
地震起る」と書いたビラが各地で大量に撒かれた。
これを予言したのは宗教団体「一元の宮」の教祖の元木勝一だった。
だが、予言のその日、地震は起こらなかった。予言が外れた元木は部屋に入っ
て割腹自殺を図ったのだ。
幸いにも発見が早くて、元木は病院に担ぎ込まれて一命を取り留めた。
治療を受けていた元木は信者達に「私が自ら腹を切ったことで大地震を止める
ことができた」と語ったが、一万人程いた信者の大多数が教団を去っていった。
予言を外しても自殺する必要はない。そんなことをすれば、浅井昭衛などは命
が幾つあっても足らないところだった。