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(発行=24.03.28)
顕正会が捜査機関を逆恨み
広告文と遥拝勤行で学会員を救うとは笑止③
「事件を起こしても罪悪感が乏しく無反省」
日本犯罪史上で最悪と言われる松本サリン事件や地下鉄サリン事件を起こした
オウム真理教が、平成七年一月十七日の阪神淡路大震災の時、「予言的中」と
のビラを配布していた。
そのビラには「緊急速報」「またもや的中 麻原彰晃尊師の予言」「場所は『
神戸・直下型』時は『一月十八日前後』」と書いており、犠牲者を悼み、被災
者を見舞う文字はなかった。
これを真似た訳ではないだろうが、東日本大震災という未曾有の大災害に際し
て顕正会が独善的な主張を展開して、会員を増やそうと度を超えた行為をした
ことが「治安フォーラム」(平成二十三年十月号)に記されていたことは前号
で紹介した通りである。
同誌では更に「会員には折伏が原因でトラブルや事件を起こしても罪悪感が乏
しいのが実態であり、過去に会員が執拗・強引な勧誘等を行って逮捕された際
も〝不当逮捕、正当な宗教活動に対する不当弾圧、事件性のないものを事件に
でっち上げた〟等と捜査機関を痛烈に批判するだけで反省の姿勢がみられない
のは是正すべき点といえよう」と記されている。
確かに、平成二十五年九月十一日、警視庁公安部が顕正会の本部、及び東京会
館など五カ所を暴力行為法違反と強要の疑いで家宅捜索したことがテレビ、新
聞でも報道された。
この警察の家宅捜索に関する浅井の会員への釈明は、国家権力による「信教の
自由」の侵害で憲法違反だ、とか、顕正会の社会的信用を失墜させるのが狙い
だ等と独善的なものだ。
浅井は「信教の自由」は憲法で保障されていると主張しているが、執拗に入会
を迫り、暴言を吐き、時には暴力を振るう。こんな悪辣な行為までも憲法は保
障していない。
また、某日蓮系教団が警視庁公安部による家宅捜索に関与している証拠として
小型の新聞を、その日のうちに発行して広く報じた等と愚かなことを述べてい
る。
小型の新聞とは本紙「フェイク」を指すのであろうが、本紙はいかなる教団と
も無関係である。
しかも、その日のうちに発行したことを某日蓮系教団と警視庁公安部との結び
付きの根拠にしていた。だが、時事通信社なども警視庁公安部による顕正会の
本部・会館の家宅捜索を、その日のうちに全国に配信。各テレビ局でも、その
日のうちにニュースとして流していた。これらの時事通信社や各テレビ局も某
日蓮系教団の系列というのか?
浅井は以前から神奈川県警を憎んで罵倒していた。特に、平成十一年九月二十
七日、総幹部会の席上、警察を逆恨みして悪口雑言。昭衛の長男・克衛は「顕
正会弾圧の神奈川県警に大罰下る」と題して神奈川県警を愚弄していた。
克衛は顕正会員に対する不当な逮捕、家宅捜索を行なった神奈川県警の不祥事
が噴出したと述べ「県警トップの本部長辞任という深刻な事態にまで発展した」
「神奈川県警は悪徳警官の見本市」「暴力団も舌を巻く病的な腐敗」「県警内
部に暴力団に通ずる者が存在している」等と力説した。
克衛は現在、会合にも機関紙にも登場していないが、当時は男子部長で勧誘の
責任者であった。(つづく)