[174] 題名:フェイク 第1793号
名前:宿坊
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投稿日:
2025/11/24(月) 18:04
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(発行=25.11.22)
お会式は形式仏教の三文芝居
大石寺の「御大会」は京都・要法寺の猿真似
「権威で金集め贅沢する宗教の寄生虫」
邪宗・日蓮正宗の総本山大石寺で十一月二十・二十一日の両日、恒例の「お会
式」を行なった。これを宗門では「御大会」と称して、日蓮大聖人の滅不滅を
祝う儀式だと説明しているが、仏法上の特別な意義はない。
主な行事は初日が御開扉(奉安堂)の後、夕刻にはお練り、引き続き法主の説
法、三三九度の盃の儀式(御影堂)と続いた。二日目は午前二時三十分から勤
行衆会(客殿)、献膳・読経・申し状を奉読(御影堂)、お花くずし、布教講
演会(御影堂)などである。
宗門は宗教的権威を誇示するため参道の両側に参列者を並ばせ「お練り」と称
して、日如が差しかけられた赤い大傘の下を得意満面で歩く。
これを宗門では「古式豊かな中世の絵巻」「荘厳な伝統の美」と自慢している
が、形骸化した時代錯誤の死せる仏教を象徴する儀式と言ってよい。
この「お練り」の際、片手に提灯を持った助番僧が次々に日如の説法を願うた
め一礼に走ってくる。ニセ法主も「仏様」気分なのであろう。
こんな要請に応じて高座に登った日如は寿量品の説法をするのが常だが、権威
づけのために難解な仏法用語を多用して、坊主だけが仏法の本質を究めている
かのように装う。
これは大聖人の仏法を訓詁注釈の領域に封じ込めて信徒の日常から隔絶したも
のにしているのだ。
このようなお会式の起源も定かではない。徳川三代将軍家光の頃の寛永九年(
一六三二年)二月、造像読誦論者の日精が登座して以降、現在の儀式としての
様式が出来あがったと言われている。
所詮、謗法坊主の日精が京都・要法寺から持ち込んだ行事のサル真似で形骸化
した仏教の三文芝居であり、その狙いは法華講員を集めて宗教的な権威を誇示
して供養を取ることである。
日本を代表する教育心理学者で兵庫教育大学や奈良学園大学など五大学で学長
を歴任した梶田叡一博士は次の通り述べていた。
「人のために尽くす不惜身命の行動によって、自分たちの未来が開けていく。
自分も他人も幸せになれる。それが創価学会の進めてきた運動であった。
ところが、宗門は〝僧侶の言うことを聞いて黙って供養していればいい〟と考
えていたのであろう。これは、日蓮(大聖人)が残したメッセージとはまるで違
う。宗教的な権威を利用して金を集め、贅沢の限りを尽くす。そんな僧は『宗
教に名を借りた寄生虫』である」
「日蓮正宗」の名称は要法寺の案を盗用
お会式だけではなく、大石寺は「日蓮正宗」の名称も要法寺の案を盗用したの
である。
明治九年には身延山久遠寺などが日蓮宗と称したので大石寺は「日蓮宗興門派」
と称することになった。
明治十一年に日蓮宗興門派が改称を検討することになり、興門諸山から意見を
集めた際、要法寺が出してきた案が日蓮正宗であった。
この時、この案は採用されなかったが、明治四十五年になって五十七世日正の
時、大石寺が要法寺に無断で盗用して「日蓮正宗」と改称したのである。